日本はセットカウント３ー１でアルゼンチンに勝利した。(C) Volleyball World

　現地７月31日、パリ五輪男子バレーボールの予選ラウンド第２戦が行なわれ、日本代表が東京五輪で銅メダルの強豪アルゼンチンと対戦し、セットカウント３ー１（25-16、25-21、18－25、25－23）で勝利した。 【画像】パリ五輪に挑むバレーボール男子日本代表メンバーを一挙紹介！ 　第１、第２セットを連取した日本は、第３セットを落としたものの、第４セットを取り返して今大会初勝利。アルゼンチン戦で好調だったのが、オポジットの西田有志と、ミドルブロッカーの小野寺太志だ。 　西田は第１セットだけで５本のエースを決め、スパイクもストレートにクロス、フェイントと相手ブロッカーや守備陣形を見極めたうえで、効果的に決めていった。終わってみれば、アタックポイント16、サービスポイント５と、チーム最多の計21得点をマークした。 　小野寺も冴えていた。初戦のドイツ戦ではアタックポイントが「４」だったが、アルゼンチン戦では「11」を記録。１本のブロックもみせて、21得点の西田、14得点の高橋藍に続いて12点を稼ぎ出した。 　両者の活躍に、試合を見守ったファンはヒートアップ。SNSで「西田のサーブ最高」「西田のサービスエースは凄かった」「西田のサーブで勢いがついた」「西田がいてよかったよ」「小野寺が世界に見つかった」「関田がどんどん小野寺に上げるから」「小野寺が覚醒」「推しの小野寺が大活躍」といった声を挙げていた。 　 　また、この試合で石川祐希の異次元プレーも話題になった。第２セットの16ー18の場面で見せたフェイクセットだ。バックアタックを打つと見せかけて、空中で咄嗟にトスに変更。キャプテンのお膳立てから西田が決めた。 　さらに石川はブロックの際、手を「パー」ではなく「グー」で飛び、相手のワンタッチ狙いを防ぐ技術を何度も披露。経験豊富な石川のプレーには、「フェイクセットが美しい」「漫画みたいだな」「フェイクセットがみれるとは」「石川のグー！」「さすがだわ」「そんな技術があるんだ」「判断が天才的」と、SNSは沸いていた。 構成●THE DIGEST編集部