愛子さま 初の記者会見(全文)長所は「どこでも寝られるところでしょうか」
THE PAGE(宮内庁提供映像)
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは17日、成年皇族として初めての記者会見に臨まれた。以下はその全文。 【動画】愛子さま、成年皇族として初めての記者会見「一つひとつのお務めを大切に」
天皇陛下から勲章親授「重みをひしひし」
TBSテレビ:宮内記者会幹事を務めております、TBSテレビの高橋と申します。愛子さまにおかれましては、このたび二十歳の誕生日をお迎えになり、成年皇族としてご活躍されておりますことを、心よりお喜び申し上げます。おめでとうございます。 愛子さま:ありがとうございます。 TBSテレビ:大学のオンライン授業など、日々お忙しく過ごされている中で、今日このような場を設けていただきまして、ありがとうございます。これからますますご活動の場を広げていかれると思いますが、その辺りの抱負などについて、率直なお考えやご意見をお聞かせいただければと思っております。よろしくお願いいたします。 愛子さま:よろしくお願いいたします。 TBSテレビ:それでは質問に入らせていただきます。ご成年を迎えられたお気持ちをお聞かせください。成年皇族として公務や行事に取り組まれた感想と、今後の活動や抱負についてもお聞かせください。 愛子さま:まずお答えに先立ちまして、昨夜の地震により亡くなられた方がいらっしゃると伺いまして心が痛んでおります。ご遺族の皆さまと被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。 では、質問にお答えいたします。昨年12月1日に成年を迎えまして、まず二十歳という節目を無事に迎えることができましたことをうれしく思っております。そして今までの、あっという間のようで長くも感じられる充実した月日を振り返りますと、これまでのあらゆる経験は、多くの方の支えやご協力があってこそなし得たものであると身をもって感じております。これまでさまざまな形で支えていただき、成年を温かく祝福してくださった皆さまに、心よりの感謝をお伝えしたいと思います。 誕生日当日は成年を迎えたという実感がまだあまり湧いておりませんでしたが、12月5日の成年行事の折に天皇陛下より勲章を親授していただきまして、初めて身に着けたときに勲章の重みをひしひしと感じて、身の引き締まる思いがいたしました。そして新年には、成年皇族として初めて新年祝賀の儀に出席しまして、また、年末から年始にかけては幾つかの宮中祭祀にも参列いたしまして、初めてのことばかりで緊張もございましたし、これまで両親から話を聞くだけであった行事に自分が参加しているということには少し不思議な心持ちがいたしましたけれども、自分が成年皇族の一員であるという自覚が芽生え、個々の行事に責任感を持って臨まなければならないと感じた瞬間でございました。 今後につきましては、まだ大学生でございますので当面は学業を優先させていただきながらにはなりますが、一つひとつのお務めを大切にしながら、少しでも両陛下や他の皇族方のお力になれますよう、私のできる限り、精いっぱい務めさせていただきたいと考えております。