愛子さま 初の記者会見(全文)長所は「どこでも寝られるところでしょうか」
天皇、皇后両陛下の「豊富な知識や経験に驚かされる」
TBSテレビ:愛子さまにとって天皇、皇后両陛下はどのようなご両親ですか。思い出や日々の会話についてご紹介ください。両陛下や上皇ご夫妻をはじめとする皆さまから、皇室の一員としてのあり方をどのように学ばれていますか。 愛子さま:両親は、私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っているときは自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれるような、私がどのような状況にありましても一番近くで寄り添ってくれる、かけがえのない、ありがたい存在でございます。これまでたくさんの愛情を注ぎ、育ててくださったことに深く感謝しております。また、両親と話をしておりますと、豊富な知識や経験に驚かされることが多々ございまして、また、両親の物事に対する考え方や人との接し方などからは学ぶことが多くございます。 両親との思い出といいますと、やはり私の学校の長期休みに出掛けた旅行のことが真っ先に思い浮かびます。どの旅行も非常に思い出深いものでございますけれども、静岡県の下田市にある須崎御用邸に行き、海で泳いでいるときに、きれいなお魚の群れを発見して皆で観賞しましたり、また、須崎の海はほとんど波のない穏やかな海でございますけれども、サーフボードを海に浮かべて、そこに3人で座る挑戦をして、見事、全員で落下した思い出など、お話しし始めると日が暮れてしまうかもしれません。 日頃から家族では、その日にあった出来事など、いろいろな話をいたします。最近では北京オリンピックやパラリンピックを観戦して、その試合の様子について話したり感動を共有したりいたしました。アスリートの皆さんのひたむきに競技に打ち込まれる姿や夢の舞台を最大限に楽しもうとされる姿には、たくさんの感動や希望、そして勇気をいただきました。 また、両親と一緒に、飼っている犬や猫と触れ合う時間も、私の心安らぐ時間になっていると感じております。これからも、ペットを含め、家族で過ごす時間を大事にしてまいりたいと思っております。