2024年の最強ラーメンはこれ! ラーメン官僚が太鼓判を押す東京「BESTラーメン」7軒
実際にすすってみれば、「超極太幅広自家製麺」の歯応え&舌触りが、鳥肌が立つほど良好であることはもちろん、鴨・丸鶏・イリコ・昆布等の天然素材の魅力を寸分の余白なく表現したスープも、これまでの経験から会得したあらゆる技術を惜しげもなく投入していることが実感できる、渾身の出来映え。 これまでの経緯に思いを馳せれば、「よくぞ、ここまでハイレベルな1杯を紡ぎ出せるようになったものだ」と、その涙ぐましい研鑽に心動かされずにはいられなかった。長きにわたる苦節を経て、ついに大輪の花を咲かせた『鴨福』。万難を排してでも訪れる価値がある、超優良店だ。 ●DATA 中華そば 鴨福 住:東京都八王子市小門町5-3 営:火・水・金・土11:00~15:00 休:月・木・日・祝
手打ち 陰日向(分倍河原)|異次元の極太自家製麺が誘う新境地
ここ数年、多くのラーメンマニアを熱狂の渦へと引きずり込んでいるのが、“超極太自家製手打ち麺”ブーム。2024年5月22日、その集大成・到達点とでも言うべき1杯を繰り出す新店が、府中市の分倍河原駅から徒歩5分強の場所に誕生した。それが『手打ち 陰日向』だ。
店主は、名店『日陰』(新川崎)で修業した人物。新川崎の『日陰』と言えば、「もち小麦(もち姫)」を使った極太自家製手打ち麺を考案し、「自家製手打ち麺ブーム」という新局面を切り拓いた実力店。2024年現在、都内のラーメンシーンは麺の多様化が絶賛進行中であるが、そのキッカケを作った店のひとつが『日陰』であることに、疑いを挟む余地はない。 そんな『日陰』から暖簾分けを受けた『陰日向』。てっきり『日陰』の味を踏襲するかと思いきや、師匠のDNAを受け継ぎながらも、師をはるかに超える前代未聞・空前絶後の超極太手打ち麺を繰り出し、オープン直後から大きな話題に。店頭に大行列が連なる人気店となり、現在へと至っている。 現在(2024年12月現在)、同店が提供するのは、醤油ベースの「ラーメン」と、そのバリエーション(「ワンタンメン」「チャーシュウメン」)。 麺はまさに小麦の塊! およそ、ラーメン以外も含むすべての麺類の中で、「これ以上太い麺を作ることは難しいのではないか」と感じるほど、その太さは規格外。「超極太」という言葉ですら生ぬるい「超ウルトラ極太麺」だ。