コロナ感染者数「ほぼ横ばい状態」大阪・吉村知事会見8月10日(全文1)
高齢者への外出自粛呼び掛け、効果はあるのか
朝日放送テレビ:では、幹事社、ABCの尾崎です。コロナに関して伺いますが、きのう、大阪府ではやはり過去2番目に多い感染者数が出ました。死者も39人ということです。あらためて、今、大阪府のほうとしては、高齢者の方に不要不急の外出自粛というようなことを呼び掛けられてますけども、こういった呼び掛けは知事の感覚では効果は上がっているというふうにご覧になってますでしょうか。 吉村:はい。これは全体の感染を抑えると、これは何度も申し上げてますが、全体の感染を抑えるというものではないというふうに思っています。ただ、リスクの高い方が高齢者であることは間違いないので、自らの身を守る行動を取っていただきたいというお願いをしています。 これは、もちろん最終、どう行動されるかというのは、それぞれの皆さんのご判断にはなるわけですけれども、そういったことを積極的に要請することによって、お1人お1人の高齢者の皆さんの行動、そしてこれは気を付けなければならないんだというメッセージには僕はなっていると思ってますし、それを基に気を付けた行動を取っていただいている方も多くいらっしゃると思います。なので、それを取った場合と、取ってない場合の比較っていうのは難しいと思いますけれども、これは明らかにリスクの高い層というのはもう分かっているわけです。そして、入院者の70%以上が70台以上の高齢者の方です。 ですので、そういったリスクの高い皆さんは、どうしても今、感染が広がっているので、リスクの高い場面は控えてくださいと。できるだけ、健康維持とか、生活維持とか、そういったところは当然必要ですけども、不要不急の外出は控えていただきたいということをお願いしていると。これは僕は一定の効果があるというふうに思っています。
一定の効果を果たしていると思う
それは数でどうなんだと言われれば、これはなかなかちょっとそこまで測る事はできません。ただ、いろんな声を聞きますけど、そういったことがあるからちょっとここは外出を控えるとか、控えようと思ってるとか、あるいはそういった声も確かに聞きます。なので、一定の効果はあるというふうに思っています。ただ、それはじゃあ感染全体を抑止する効果ですかというたら、もともとそういう目的のものではありませんので、そこは誤解なきようにお願いを、誤解なきというか、もうずっと言ってることなんですけど、そういうふうに思っています。感染全体を抑えるとなると、今、もう行動抑制はしないと、行動制限しないという、まさに国家方針ですから、そうであればやっぱり1人1人の感染対策をお願いするということ、ずっとこれは知事も、国も挙げてこれをお願いしている中で、これは大阪府としてもそれは府民の皆さんにお願いをしたいということです。 その中で、とりわけやはりリスクの高い高齢者の方。大阪は経済都市でもありますから、非常に人口も多くて、そして経済活動も活発なエリアでもあります。これは大都市ですので。それでいて、当然、高齢者の方も多くいらっしゃると。高齢化率も進んでると。大都市のわりには高齢化率が進んでると。そして、施設数も全国一多いというような環境にある中で、高齢者の皆さん、また高齢者だけじゃなくて、高齢者の皆さんと接触、普段、日常的に接触する仕事をされる方、あるいは同居のご家族の方、できるだけリスクの高い行動は、ずっとじゃないから、今はなんとか控えてくださいというお願いをしています。これは目的は高齢者の方を守るためです。これは、僕は一定の効果を果たしてるというふうに思っています。ただ、数で言えと言われれば、ちょっとそこは難しいと。でも、これは必要な措置だと思います。 司会:それでは次のご質問。朝日新聞さん。 【書き起こし】大阪・吉村知事会見8月10日 全文2に続く