コロナ感染者数「ほぼ横ばい状態」大阪・吉村知事会見8月10日(全文1)
重症病床使用率は12%
今後8月の、この高齢者関連施設についてはさらに増えてくるということが予想されます。高齢者施設についてさまざまな対策も取っていただいてますけれども、またいろんな支援策等もございますが、ここはあらためて再周知をしたいというふうに思っています。 病床使用率です。重症病床使用率は12%という現状です。重症化はそこまで多くないと。いわゆる重症病床が極めて逼迫しているという状態にはなっていません。これはやはりオミクロンに変わって、それまでのデルタ等と違って、ワクチンが一定進んでるというのも当然ありますし、それから肺炎がそこまで多くないというような傾向もあると思います。一方で中等症病床は非常に逼迫をしています。もともとの病気等をお持ちの方、あるいはもともと介護度が高い方がオミクロン株に感染して高熱になると、持病が悪化して厳しい状況になってしまうというパターンが非常に多いです。ですので、この中等症で入院されてる方も高齢者の方が非常に多いわけですけども、ここが逼迫をしているという現状です。もともとのマス、数が多いのでどうしてもここが逼迫していきます。宿泊療養施設についてもまだ上がっていってるという状態です。現在の使用率は57%です。 今後、これからお盆に入ります。事業者の皆さんによってはあすからお盆休みに入るというところもあろうかと思います。その中でやはり冒頭申し上げましたが、お盆休みに入りますから、診療所、クリニック等がお休みになるところも多くあります。
オンライン診療体制を強化
これについては、感染が広がってきてる、また発熱外来等も逼迫をしているという状況なので、できる限り開院をお願いしますということのお願いをしているところです。またお願いだけではなくて、このお盆中に事業を行っていただける、医療を行っていただけるクリニック、診療所に対する補助制度ということも設けた上でお願いもしています。 その中で、多くの診療所、クリニック系の検査医療機関にご協力をいただきました。これが8月11日から16日までの日ごとの検査・診療医療機関の開設予定箇所数です。8月の 11日、あす220カ所、日曜日、14日の日曜日210カ所ですが、それ以外はだいたい400カ所、16日は700カ所という状況です。だいたい、これはどのぐらいの規模かというと、7月の、お盆ではない普通の7月の日曜日とか祝日の開設施設数がだいたい200カ所。180から220カ所なので、通常の月の日曜日・祝日の開設数よりは多く確保できたと。開設の検査・診療医療機関は確保できてるというのが今の現状です。ただ、ここは逼迫をしてくるというふうに思います。 そして、これに対応してですけれども、若年の、このあと説明しますが、若年の軽症者、症状が軽い方用のオンライン診療です。それから発熱の症状等がある無料検査スキーム。いわゆる若年の軽症者のオンライン診療のスキームですけれども、これについては、やはりお盆が非常に逼迫するということも想定して体制も強化してまいりました。合計で8000人規模の受け付けが可能となるところまでは確保しています。ここはお盆休み等、事業所ではありませんので、8000人の規模をお盆休み中も確保することができています。ずっとお盆休み中もこれを運用していきます。 そしてまた無料検査場ですけれども、無料検査の事業所、ここについても、症状がないけども無料検査を受けるという箇所数についても、ここにあるとおり一定、数は少なくなります。これは薬局等でやってますので、数少なくなりますが、こんだけの数を確保しましたので、報告をいたします。 また外来の診療の病院です。こちらはクリニック・診療所じゃなくて病院ですけれども、これは82の医療機関が登録してくれてます。ただ、どうしても夜間対応、日曜対応となると数が少なくなってきてしまいます。10から14、あるいは16機関ということで少なくなってきます。ですので、どうしてもお盆期間中の検査・診療体制、あるいは外来診療体制は平日よりも限定されてしまうという現状がございます。