通常なら、事故が起きると すぐ“禁止”なのに、行政が“理解”ある対応!【 静岡 50代夫婦 SUP“溺死”事故】死亡の理由と、今後の利用方針! 【静岡県・接岨湖(せっそこ)】
貯砂ダム付近を利用禁止に指定し、SUP や カヌーなどの 水上スポーツを解禁!
国土交通省長島ダム管理所は、10月13日(日)に起きた【 静岡 50代夫婦 SUP“溺死”事故】が原因で、 14日から25日まで、SUP や カヌーなど 水上スポーツの 湖面利用を 禁止していたが、本日26日より 解禁した。 湖面の利用について 新たに「禁止区域」が定められた。※禁止区域は【貯砂ダムから上流約500メートル、下流約800メートルの水域】 同管理所の川口一彦所長は「ダム運用開始から22年目で初めて起きた死亡事故。重く受け止めている」と 述べると共に、「不幸な事故で亡くなられた2人が、誹謗中傷されることに心が痛む」と話していた。
静岡 50代夫婦 SUP“溺死”事故とは?
10月13日(日)に、静岡県川根本町の接岨湖(せっそこ)で、SUPをしていた50代の夫婦が死亡する事故が起きた。 死亡したのは、愛知県知立市に住む「57歳の男性」と「58歳の妻」。夫婦2人と知人1人の3人で遊びに来ていて、朝からSUPを楽しんでいたという。 事故現場となったのは、土砂の流入を防ぐ「貯砂(ちょさ)ダム」付近だという。 普段から「貯砂ダムには 近づかないように」と、指導および注意喚起が行われていた。 亡くなった夫婦は、 2人ともSUPの大会に出場している「経験者」であった。
事故は目撃されていた! 事故が起きた原因とは?
事故は13日午前11時15分ごろに発生した。 事故は目撃されており、夫婦は、貯砂ダムの下流で溺れて死亡したという。57歳の男性がバランスを崩して落水し、妻が助けようとしたが、そのまま2人とも溺れてしまった。 1部の報道にあったような、「段差が原因」という内容や、「“貯砂ダム”の真下に 人を 引きずりこみ、循環し続ける流れができていて、ライフジャケットを着用していても 浮かびあがれなかった可能性が高い」というような理由でははなかった。 この貯砂ダムは、貯水量によっては放水路を通過して、さらに上流へ行けることもあるということだが、この時期は無理であった。 事実として確認できたのは、亡くなられた2人が、貯砂ダムの「下流」で死亡したことで、『貯砂ダムに「急接近」した訳ではなかった』ということだ。事故現場になった貯砂ダムの下流付近は 急流ではないが、「水の流れ」があったという。 警察に確認したが、事件性はないというので これ以上の原因究明は難しいと思われる。
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