開成卒の東大王が明かす、子どもを「勉強好き」にさせる親の3つの“行動”
はじめまして。TBSのクイズ番組『東大王』に出演しておりました、後藤 弘と申します。 開成を卒業し、東大工学部を卒業。現在は東京大学大学院の一年生で、在学中に起業し、小学生~高校生に単発で使える家庭教師サービス『ベストティーチ』を運営しています。 【あわせて読みたい】「子どもが勉強しない」と悩む親は知っておきたい! 東大生が実践する意外な“モチベーションアップ術” 一人でも多くのお子様に、勉強のやる気を引き出してくれるような運命の先生との出会いを届けたいという思いで、最高の家庭教師サービスを目指し日々奮闘しております。 今回の記事では、年明けから始まる関東の中学受験にあわせて、自分自身の中学受験を振り返りながら、これまで多くの中学受験生を指導してきた経験をもとに、お子様のやる気スイッチを入れる3つの方法をご紹介したいと思います。
ただ子どもを褒めるのではなく…
1つ目は、「思っている5倍子どもをほめる」ことです。 子どもが簡単な問題を間違えたりするとイライラしてしまう気持ちは分かります。だからと言って「なんでこんな問題も解けないの?」「全然ダメじゃない」といった言葉をかけるのは、逆効果でしかありません。 どんな結果でも、良いところを見つけようと思ったら必ず見つかるものです。「この計算、前より早くなったね!」「難しい問題に挑戦する勇気がすごいね」など、結果に対する具体的な褒め言葉をかけることで、子どもは勉強に対して前向きになっていきます。 実際、私も家庭教師をする際は、たくさん褒めるということを意識しているのですが、保護者の方から「たくさん褒めてもらって勉強に対するイメージが良くなったみたいです!」「授業後も子どもが楽しそうに復習をしています!」といったお声をよく頂きます。 勉強に対する子どもの良いところを探して、「ちょっとやりすぎでは?」と思うくらい全力で褒めてあげてください。それでも、どうしても疲れてしまう時は、知り合いのお兄さん・お姉さんや家庭教師の先生などに褒めてもらうのもありでしょう。
子どもが好きなことをうまく活用する
2つ目は、「子どもの好きなことと勉強をつなげる」ことです。 例えば、サッカーが好きな子であれば「中高一貫校に進学すれば、高校受験のことを気にせずに6年間ひたすらサッカーに集中できるよ」と声かけをしてみたり、鉄道が好きな子であれば鉄道研究部が盛んな学校の文化祭に足を運んでみたり、といった具合です。ゲームが好きな子であれば、esports部のある学校を見せてあげるのもよいでしょう。 このように、「将来良い職業に就けるよ」といった将来の話ではなく、「勉強を頑張れば、好きなことをより深く極められる」という近い将来のイメージを持てると、子どものやる気は飛躍的に向上します。