電気代節約のために「帰省中は24時間換気を切ろう」という夫。本当に切っても大丈夫? 1週間でどれだけ「節約」になる? 電気代や注意点を解説
近年の物価上昇により家計は大きなダメージを受けています。そんな中、少しでも電気代を節約したいというのは多くの人の共通の思いでしょう。そのため、「帰省中は24時間換気を切って節約しよう」という夫の提案も一理あるように感じます。 とはいえ、24時間換気を止めてしまったときの影響も気になるものです。短期間とはいえ、止めてしまっても大丈夫なのでしょうか? 本記事では、24時間換気の電気代の計算方法と、換気を止めることでどんな影響が考えられるのかを解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
24時間換気の電気代は? 計算してみよう!
まず、24時間換気にかかる電気代を調べてみましょう。電気代は以下の式を使って計算できます。 電気代=消費電力(ワット)÷1000×使用時間(時間)×1キロワットアワーあたりの電気代単価(円) そのため、24時間換気の電気代を知るためには、消費電力と電気代の単価を把握する必要があります。例えば筆者の自宅の24時間換気は、浴室に設置されている換気扇で行われており、操作パネルにて型番の確認ができました。 続けてメーカー公式Webサイトで取扱説明書を閲覧し、24時間換気機能の消費電力は5ワットから14ワットということを確認。今回は多めに見積もって14ワットという数字を使いましょう。 また、電気代単価は領収書や使っている電力会社の公式Webサイトで確認できます。筆者の場合は、1キロワットアワーあたりの単価は40.49円。ここから燃料調整額で6.33円が引かれ、再生可能エネルギー発電促進賦課金で3.49円が加算されるため、実際の単価は37.65円となります(ただし、2024年12月検針分の単価なのでほかの月は異なる)。 これらの数値から導かれる、筆者の自宅の24時間換気のコストは以下の通りです。 1時間あたりの電気代=14(ワット)÷1000×1(時間)×37.65(円)=約0.53円 1週間(168時間)つけっぱなしにしても約89円に収まります。つまり、大きな負担ではありません。もちろん、各家庭の設備や電気代単価で変わってくるので、同様に計算してみると良いでしょう。