大阪府・吉村知事が定例会見10月21日(全文2)2012年以降の伸び率が高い
必要な人員を確保できるのか
大阪日日新聞：関連でもう1点伺いたいんですけれども、その場合、そこで働く職員さんを確保されていくかと思うんですけれども、国の配置基準の見直しでさらに増やしていかないといけないのが出てるかと思うんですけど、それにプラスして、特別区で児童相談所を運営するときには、さらにもうちょっと増やしていかなきゃいけないっていう試算が出てたかと思うんですが、一方で児童相談所の職員の方っていうのは結構、採用とか獲得するっていうのが結構、競争っていうのがあるっていうのを伺うんですが、そのときに必要な人員をしっかりと確保することができるのかどうかっていうのも併せて教えていただきたいんですけども。 吉村：児童相談所の職員の確保っていうのは、やはりなかなか簡単にはいかないですし、あとは確保するだけじゃなくて育てるっていうのが非常に大事になってきます。なので在勤年数であったり、経験であったりというのも非常に重要な要素になってきます。4区の体制になれば、これは当然、今やっているよりは職員も増やさなきゃいけないし、でも逆に言ったら増やすということはそれだけ児童虐待に対して強化するってことになりますから、大阪市の面積は広がってませんので、人口も増えてませんから、270万、大阪市域というエリアで見たときに、児童相談所が4つに増えて、そしてそこの職員も増やしていくというのはやっぱり児童相談体制を強化するということにつながると思います。
児童虐待対策は確実に強化される
あとはもちろん、じゃあその強化、職員を確保するために、いろんな職員の採用の活動であったり、教育の活動、そういったことは当然していくわけですけども、それはどの体制でも必要にはなってくるんですけど、より多くの児童虐待対応の職員を確保して育てていくと。そういうミッションがあるというのは、将来的には当然そこに到達していくわけですから、そういった意味では、市民から見た、区民から見た児童虐待対策というのは確実に強化されるというふうに思います。 児童相談所の数の話もあったと思うんですけど、例えば僕のときはもう2つあって、中央と南部にあって、北部にもう1つというので計画までは立てました。それは、いや、橋下、吉村でもう3カ所になってるやんかと言われるかもしれませんけども、その前、ずっと長い歴史の中で、やっぱりこれは1カ所だったわけですから。そういったことは、なんて言うのかな。僕ら、府市一体の、府市はもうばらばらにならずに一体にやっていく。そしてある意味、住民の身近なサービスをどんどん充実させていくというのはやっている。これはある意味、維新の人間関係というか、そういった中で進めていっているので、その前がどうだったのかっていうのをぜひ皆さんには報道してもらいたいなと思いますね。 報道するのは、皆さんの報道の自由があるから、さっきの話じゃないけど、編成も皆さんがやるから僕がどうこう言うことじゃないんだけど、その前の体制というのは、やっぱり住民サービスに目がいきにくい仕組みなのが、この大阪市役所の体制だと、僕が市長をやってても思います。やっぱり府知事とほぼ同じ仕事をやっていますのでね。僕ら、特に住民サービス、知事の仕事は一本化、住民サービスを増やそうというのでかなり一生懸命やったり、区長に権限与えたりとかいろいろやってきましたけど、それはもう本当に維新の前とのやっぱり比較が僕は重要なんじゃないかなというふうに思います。だからあくまで特殊な人間関係に基づいて成り立っているので、役所組織としたら放っとけばどうなるの？ といえば、維新が生まれる前の体制は、じゃあどうだったんですかと。そことの比較をぜひやってもらいたいなというふうに僕は思います。じゃないと比較にならないと思いますよ。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見10月21日 全文3に続く
