大阪府・吉村知事が定例会見7月21日(全文3)大阪全体を盛り上げるIRに
ホテル療養は増えると思う
この積極的な疫学調査、疫調をやったり、宿泊療養所を決定したあと、ホテルを選定したり、ここで内部の手続きをしている間に数日掛かってしまうと、もうほぼ10日に近いような状況になってしまう。あとじゃあ残り3日ですけど、もう7日間ぐらい家で過ごしているわけなので、もうホテル療養になってこないんですね。 だからいかに早くファーストコンタクトをして、いかに早くホテルまでお運びするのか、これが非常に重要だと思っています。こうすることで、ホテル療養というのは増えてくるだろうと思っています。もちろん、中には家族の関係で、どうしても自宅じゃないと駄目なんですっていう方もいらっしゃいますし、いろんな環境の方がいらっしゃいます。ホテル療養が積極的に好まれるような状況でもあまりないので、症状が軽い方は自宅を希望される方も非常に多いですから。そういった中でも、われわれはできるだけホテル療養にしたいと思っているので、じゃあ障害はできるだけ取っていこうよということで、まずこのプロセスをいかに簡略化していくのかということが重要。 でも簡略化しても、やる仕事の内容というのは減らすわけにいかないので、じゃあそれをシステム化しようじゃないかっていうので、今回、さっきの、次のページで、こういう基幹システムをつくったということです。これをすることによって、結局ホテル療養に関わる人たち、保健所はまず関わります。宿泊施設が関わります。空室情報とか、いろんな日々の健康観察もしていきますから。運送はタクシー事業者にお願いをして、専用の手配もする必要があります。入院フォローアップセンターで、全体管理をしていかなければなりません。
途中のプロセスを大きく省ける
これが、今までいろんな電話のやりとりとかがあったわけですけど、ここをもうシステムで一本化して、やりとりなしでできるようにしようという形になります。だから、最低限のやりとりだけ。保健所が陽性患者さんにホテルですよというお話をすれば、タクシー事業者はもうすぐに、どの人っていう基礎情報も全部得てますから、どこの宿泊施設に運ぶかも、全部空室情報も分かって、決まりますから、直ちに連絡をしていくことができる。 だからその途中のプロセスを大きく省くことができると。省くというか、仕事はしてるんですけど、システム化することで時間を稼ぐことができると。省略することができる。それでいながらこの情報システムに、この患者さんの情報は全て入ってきますから、入り口だけじゃなくて、出口部分においても宿泊療養施設で毎日健康観察しているわけですが、その患者さんの健康観察の情報をここに入れることによって、保健所もこのシステムを見ることで、ああ、この患者さんも良くなってきていますね、と。じゃあもう10日ですから終わりですねっていう決定を保健所が打つ。退所情報というのを、決定を打てば、それもやりとりせずでも認識しますから、ホテルのほうも。そこで終了することができる。そのスタートからゴール、入り口から出口まで、このシステムで、基本、管理していくことができると。こういう仕組みが必要ではないかということを、第4波の反省の下に構築したということです。 ただ、この仕組みをつくっても患者数が前と同じように、急激にずっと増え続ければ、もう逼迫はすると思います。逼迫を避けることは、感染が急拡大したらもう無理だと思います。無理だけれども、できる限りのことをやっていこうということです。 司会:次の方。すいません。そしたら、朝日。