寒い冬は「隠れ骨折」に要注意!生活する中で“いつの間にか骨折”…専門家に聞いたリスクと予防方法は?
隠れ骨折の原因
隠れ骨折の原因は「骨粗しょう症」です。 骨粗しょう症は、骨量(骨密度)が減り、骨がもろくなる病気ですが、骨粗しょう症になると、くしゃみ、椅子に座る、洗濯物を干す、尻もちといったちょっとしたことで骨折してしまう場合もあります。 テーラーメイドバックペインクリニック 松平浩院長: 特に、前の方向にいく動作が危ないです。 若い方だといわゆる「ぎっくり腰」で済むんですけども、骨粗しょう症がベースにあると、ぎっくり腰が隠れ骨折だったという可能性が70代以上の方は多いです。 岩田明子氏: 私いまくしゃみをすごくしていて…くしゃみをするたびにドキドキするんですよ、腰にグキってくるので。ぎっくり腰何回もやってるので本当に気をつけながらくしゃみをしているんですけれども、危ないですよね。 テーラーメイドバックペインクリニック 松平浩院長: くしゃみをするときに手をつくとリスクがずいぶん減らせます。手をつく場所がなかったら膝に手をついてもいいです。
隠れ骨折に気づくには?
① 身長の低下 20歳ごろの身長を基準として、-2㎝以下だと注意、-4㎝以下だと隠れ骨折の疑いがあります。 ②体重と年齢 骨粗しょう症のリスクの計算式 (体重-年齢)×0.2 年齢60歳 体重55kgの例:(55-60)=-5×0.2=-1 -1以下の場合は要注意です。 ③壁チェック 壁に背を向けて立ち、背中とかかとを付けた際、後頭部が壁に付かない人は要注意です。 渡辺和洋アナウンサー: この3つのチェックのうち1つでも当てはまる人は早く診てもらった方がいいですか? テーラーメイドバックペインクリニック 松平浩院長: まず骨密度の検査をして自分の骨密度具合をチェックしてもらうこと。特に糖尿病とか腎臓の機能が悪い方というのは骨の質も悪くなってしまうので、違和感を覚えたらまず骨密度の検査をすれば診断がついて予防できるお薬の治療ができますので、そのようにしていただけたらいいかなと思います。