【BTC】今成を極めた須藤拓真とRIZIN帰りの中島太一がグラップリング戦、北岡vs.森戸など全7試合が決定=12月25日(水)
2024年12月25日(水)に会場非公開・ライブ配信大会として開催される『Breakthrough Combat 02』の追加カード2試合が発表された。 【写真】今成をタップさせた須藤のトーホールド 今大会の軸でもあるProgressルールによるグラップラー×MMAファイターの対抗戦。暫定ウェルター級選手権試合・森戸新士vs.北岡悟、ライト級王座決定戦・安楽龍馬vs.中原由貴、城戸泰介vs.椿飛鳥の3試合に続き、グラップラー陣営から須藤拓真(X-TREME EBINA)、MMAファイターから中島太一(ロータス世田谷)が出場し、相対することとなった。 ▼Progress 68kg契約 5分2R 須藤拓真(X-TREME EBINA) 中島太一(ロータス世田谷) 須藤はMMAでも7勝3敗のレコードを持つが、Level-Gでライト級王者となり、今成正和をトーホールドで破るなど国内最強の組み技師でもあり、今回はグラップラー陣営からの参戦となった。 一方、中島はケージを使ったテイクダウン&スクランブルの強さに定評があり、所属するロータス世田谷の八隅孝平代表より、Progressルール出場への働きがけを受けて両者の対戦が決まった。 主催者を通じて、須藤は「前回のProgressでは引き込みで、ポイントを献上しての敗北。悔しい思いをしました。立ち技が出来ないやつと思われるのも癪なので、レスリングの練習を強化しました。今回はテイクダウンしまくって塩漬けにして逆にポイント勝ちを狙おうと思います! 進化した自分を見せます!レッグハンター改め、ソルト須藤です」と、中島を相手にまさかの塩漬け宣言。 対する中島は、「足関節技のスペシャリストと戦える事にドキドキワクワクしています。足ぶっ壊されないように頑張ります!」とのコメントを寄せた。 ▼フライ級 5分3R チェ・スングク(韓国) 古賀優兵(TRIBE TOKYO MMA) また、MMAでは吉野光vs.川北晏生、イ・イサクvs.アギラン・タニに続き、チェ・スングク(韓国)vs.古賀優兵(TRIBE TOKYO MMA)のフライ級マッチも組まれた。チェ・スングクは2年前の『Road to UFC』フライ級トーナメント準優勝、2023年はベスト4だった韓国を代表するフライ級ファイターだ。2024年3月の前戦『Double G FC 16』では、原虎徹にスプリット判定勝ちしている。 チェ・スングクは、「Double GFCプライ級チャンピオン、コリアン・ゾンビ所属のチェ・スングクです。ます対戦相手を探すのに大変な苦労をしてくださった関係者の方々に感謝します。そんな時にXで自分との試合で名乗り出てくれた古賀選手、本当にありがとうございます。日本で初めての試合ですが、全ての面で圧倒し一本勝ちします。それが今回、名乗りを挙げてくれた古賀選手への礼儀だと思います。いつかBreakthrough Combatのチャンピオンになって、ゆくゆくはRIZINのような大きな舞台で試合したいと思っていますので、見ていて下さい」と意気込みを語る。 主催者によれば、現在もDouble GFCフライ級のベルトを巻くチェ・スングクは、早々に来日が決まっていたが、対戦相手探しが難航していた。そこでXで対戦相手を募集したところ、TRIBE TOKYO MMAの石井逸人より「面白い選手が居るのでDMします! クソな人生を格闘技で豊かにしたいと想い続けて生きて来たコイツだから強豪選手にブチかます力があると思います!」と古賀優兵の推薦があったという。 すぐにTRIBE TOKYO MMAの長南亮代表に確認をすると「チェ・スンググ選手の対戦相手を募集していると聞き、真っ先に石井逸人に『古賀を推薦しろ』と伝えました。『試合がしたいけど長南さんが組んでくれない』とぼやきながら毎日練習に来るアラサーの負け越しファイターですが、格闘技以外に特に好きな事もなくゾンビのように練習して時間だけが流れていく毎日。代表である自分はちゃんと定職に就いて、人並みの生活を送って欲しく思っているのに、彼の幸せはジムに来ては若い奴らと混ざって汗を流す毎日にあるようです。貧乏に生きる悔しさもなく、試合に負けてもさほど悔しくも無く、同じ毎日を過ごす中で転がり込んできたこのビッグチャンス。俺をはじめ見ている皆を驚かせて欲しい」という返答が届いた。 「これほど、Breakthrough Combatのスローガン『現状を突き抜け、閉塞感を打ち破るための戦い』に合致した対戦要望はない」と判断した主催者は、MMA2勝3敗、現在2連勝中の古賀にオファーを決めた。 古賀はFighting NEXUSで3連敗後、2023年5月に修斗に参戦。初戦は大竹陽に2R KO負けも、10月に前田壮吉に1R TKO勝ちすると、2024年5月の前戦で永留惇平に判定勝ちしている。 今回のBTC参戦決定に、古賀は「2連勝しオファーを待っていても、試合の声はかからず。相変わらずの毎日を過ごす日々。練習仲間は国際戦や大きな舞台で活躍しているけど、自分にはそんな機会は一生ないと思いながら毎日練習している。そんな時に韓国人の強豪選手の相手を探していると聞き、迷う事なく手を挙げた。断ったり躊躇する選手も多いと聞くが失うものの無いものに恐怖などない。私のような者に戦う機会を頂けた事深く感謝します。かつてない強豪と試合するにあたって長南代表には『死んでこい』と言われています。自分が持っている物を全てぶつけて死ぬ気で勝ちを取りに行きます」と決意を語っている。 なお、主催者は「この場をお借りして対戦要望の連絡をしてくださった他の選手たちに感謝の気持ちを伝えさせていただき、次回大会以降の出場を考えさえていただくことを約束いたします」と記している。 ◆『Breakthrough Combat02』全7カード決定 2024年12月25日(水)午後6時30分~ ザ・ワンTV YouTubeチャンネルにて生中継 ▼Progress暫定ウェルター級選手権試合 5分3R 森戸新士(Leos &藤田柔術/日本)王者 北岡 悟(パンクラスイズム横浜/日本)挑戦者 ▼Progressライト級王座決定戦 5分3R 中原由貴(マッハ道場&MAJESTIC/日本) 安楽龍馬(BAMF/日本) ▼Progress 68kg契約 5分2R 須藤拓真(X-TREME EBINA) 中島太一(ロータス世田谷) ▼バンタム級 5分3R 吉野 光(日本) 川北晏生(日本) ▼ミドル級 5分3R イ・イサク(韓国) アギラン・タニ(マレーシア) ▼Progress71キロ契約 5分2R 城戸泰介(Leos &藤田柔術/日本) 椿 飛鳥(トライデントジム/日本) ▼フライ級 5分3R チェ・スングク(韓国) 古賀優兵(TRIBE TOKYO MMA/日本)
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