【新日本】EVILが来年1・4ドームからの団体再建を予告「棚橋を終わらせることは世直しなんだよ」
新日本プロレス21日の宇都宮大会で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILが団体の〝世直し〟を予告した。 EVILは来年1月4日東京ドーム大会で棚橋弘至とのランバージャックデスマッチを控えている。棚橋は2026年1月4日東京ドーム大会での引退を表明しているが、遺恨深まるEVILとのシングル戦に進退をかける決意を明かしている。 この日の大会では高橋裕二郎、金丸義信、ディック東郷と組んで棚橋&矢野通&ボルチン・オレッグ&マスター・ワトと対戦。試合開始のゴングを待たずして奇襲を仕掛けると、H.O.Tの悪の連係で棚橋に猛攻を仕掛けていく。パットを外した金具むき出しのコーナー激突させると、数的優位を生かして集中砲火。場外でも東郷がコーナーパットで殴打するなどやりたい放題だ。 さらにH.O.Tはワトを孤立させ急所攻撃。東郷がスポイラーチョーカー(ワイヤーチョーク攻撃)を見舞っていくが、ここは矢野にカットに入られる。さらにEVILは棚橋に金具むき出しのコーナーに叩きつけられてしまい、東郷が孤立。最後はワトのベンダバール(変型ネックロック)に捕獲されギブアップ負けを喫した。 前哨戦を落としたEVILだが、バックステージで棚橋を口汚く挑発。「おい、棚橋よ! お前のような甘っちょろいヤツがリングで最後のクソみたいな悪あがきするから、できもしないのに新時代とか言っちゃう半人前の小僧どもと、何の身にもなってないキャリアばっか積んだベテラン野郎が調子乗るんじゃねえのか?」と団体の全世代を罵倒した。 さらには「全部お前のせいだろ! 次の1・4で棚橋を終わらせることは世直しなんだよ。分かったか、よく覚えとけ!」とどこまでも好き勝手なことを言い残し控室へ。自称最高権力者と正真正銘の社長による大一番は、今後の団体の方向性を占う一戦となるのか――。
岡本佑介