大阪市・松井市長が定例会見6月24日(全文1)4人以上世帯に最大10万円の加算
いろいろ混乱も生じてくると思うが
朝日新聞:これまでかなり国のほうも、接種希望をどんどん増やすということで、スピードアップしてやってきましたけれども、ここに来て、ちょっと急に受け付けを停止するってなると、いろいろ混乱も生じてくるのかなと思うんですけれども、その辺りについて、市長はどう受け止められていますか。 松井:いや、それは、そんなに混乱しないと思いますけどね。今、われわれが行政として準備している接種態勢も、そろそろ、区の集団接種会場で予約が埋まらないところも出てきました。区の集団接種会場というのは、65歳以上の方の優先予約を受け付けていますから、そろそろそういう、区の集団接種会場で予約が埋まらないという状況も見受けられるということは、ほぼ65歳以上の方の、希望される方の接種というものは順調に進んできたということだと思います。 だから、今後、次の年齢層に広げていくわけですけれども、その年齢層に広げる中においても、職域接種も、これ、スタートするということで、大きな混乱ということには、これ、つながらないんじゃないかなと、こう思っています。順調にいっています。 今もう予約もそんなに電話つながらないとか、そういう、各区役所に、そういうご批判も今はいただいておりません。予約についても、スムーズにいっている状況ですんで。ほぼ、ワクチン接種が、今ご迷惑を、接種者の皆さんの大きな負担になるというか、接種者の皆さんからご批判を受けるような形にはなっていないんではないかなと思います。 司会:次の質問をお受けします。大阪日日新聞。
一部の高齢者が取り残される懸念があるのでは
大阪日日新聞:大阪日日新聞の木下です。ちょっと今のも関連するんですけれど、1つは、高齢者のところで予約が埋まらないという状況になってきていて、希望する人にはいったんじゃないかというお話でしたけれども、ちょっと前回もさせていただきましたけど、なかなか区でも、1カ所でやるとそこに行けないという、足がすごい不自由であったりとか。 松井:ん? 大阪日日新聞:足が不自由であったりとか、それとか前の日にがんの手術を受けられていたりとか、いろいろご事情あるんですけれども、そういう方がいらして、福祉会館とか、学校区に1つあるようなところだとばっと行かれるという状況が、そういう区もあります。ですから、お年寄りの部分で、もう希望者は行けてるんじゃないかっていうのを言ってしまうと、ちょっと取り残される懸念があるんじゃないかと思うのが1つですね。 それともう1つが、高齢者とか、自宅療養されている高齢者とか、それから障害者の方を見てられる、訪問介護の方なんですね。訪問介護の方々のところも、第3順位といいますか、基礎疾患の方々と同じところだと思うんですけど、こちらの方々のところが、まだいけていない状況があると思うんです。 キャパを増やしていくこと自体は、大変いいと思うんですけれども、そういった方々を取り残されない方法というのも1つ必要かと思うんですけど、その辺りは、いかがお考えでしょうか。 松井:まずさまざまな疾患を抱えられている方で、そういう方は必ずかかりつけ医がいらっしゃいますから、かかりつけ医で接種していただくのが1つの方法。どうしても、かかりつけ医にも、ちょっとなかなか自宅から出れない方は、訪問接種をいたします。これ、医師会と今、話をしていまして。地域の社会福祉協議会とかも、協議をして、訪問接種をするという、そういう、今、段取りをつくっているところです。ちょっと詳しくは担当からまた聞いてください。 それからもう1つ、介護等の従事者の皆さん、これは第3順位の基礎疾患のある方と同様に、来週の予約状況を、65歳以上の予約状況を見ながら、各区の集団接種会場で、次の準備の方々に開放していきたいというふうに考えております。 ただ、いろいろと介護の皆さんでも、もう当たり前のことですけど、65歳以上の方は、もう今の基準の中で接種できますし、施設の方々は施設の高齢者と同様に、そこで接種しておりますし、それ以外のそういう、福祉に関わっている皆さん方については、来週の月曜日の予約状況を考え、精査をしながら、次の優先順位の中で、各区の接種会場の優先予約の枠に入れていきたいと思っています。