【MLB】アロザレーナ獲得のマリナーズがさらなる補強 ブルージェイズから救援右腕ジミー・ガルシアを獲得
ランディ・アロザレーナを獲得したばかりのマリナーズがさらなる補強に動いた。日本時間7月27日、マリナーズはジョナタン・クラセ、ジェイコブ・シャープという2人の若手有望株を放出し、ブルージェイズから救援右腕ジミー・ガルシアを獲得するトレードが成立したことを発表。マリナーズのブルペンは依然として平均以上のクオリティを維持しているものの、主力の故障もあって2021~23年ほどの安定感はなく、守護神アンドレス・ムニョスへの依存度が高まっていたが、今季好成績を残しているガルシアの加入でムニョスの負担は軽減されそうだ。 現在33歳のガルシアはブルージェイズと3年1600万ドルの契約を結んでおり、今季がその3年目のシーズン。右ひじを痛めて6月中旬から1ヶ月ほど離脱したものの、ここまで29試合に登板して3勝0敗5セーブ、10ホールド、防御率2.70、被打率.154、WHIP0.80と安定したパフォーマンスを続けている。奪三振率12.60はキャリアハイの数字であり、通算与四球率2.13が示すように制球も安定。ムニョス以外に信頼できる投手が不在というマリナーズのブルペンにおいて、貴重な戦力となるのは間違いないだろう。 現在22歳のクラセは昨年のフューチャーズ・ゲームに選出されたプロスペクト外野手。米公式サイト「MLB.com」の球団別プロスペクト・ランキングではマリナーズの10位にランクインしていた。今年4月にメジャーデビューを果たし、メジャーでは19試合に出場して打率.195、0本塁打、3打点、3盗塁、OPS.453を記録。マイナーAAA級では今季ここまで59試合に出場し、打率.274、10本塁打、34打点、26盗塁、OPS.856をマークしている。 現在22歳のシャープは昨年のドラフト17巡目(全体517位)指名でプロ入りした捕手。プロ2年目の今季はマイナーA級で44試合に出場し、打率.255、6本塁打、29打点、3盗塁、OPS.774という成績を残している。