「今の怒るところじゃない?」怒らなさすぎな日本人が、無意識のうちにしている“損”とは
日本人は怒らなさすぎである
日本人の多くに欠如している感情があります。 それが何かと言うと、「怒り」。 日本人って怒らなさすぎの人がものすごく多いんですよね。 【チェックリスト】人生、損する!? 日本人に多い「怒りをため込む人」の特徴とは…… はたから見て、「そこ怒るところやで?」と思う場面でも怒らない。「なんやったらブチ切れてもええぐらいやで?」と思う場面でも怒らない。 こういう人たちは、ものすごく温厚で怒ることがあまりないと思われていることが多いですが、ほとんどの場合、そういうわけではありません。 「怒ってはいけない」と思って、我慢してるんですよね。 「え? でもうちの会社には、いつも誰かに当たり散らしてるお局さんがいるよ!」とか、「うちの嫁はすごいヒステリーなんだけど!」という方もいらっしゃるかもしれません。 もちろん世の中には、「それはさすがに怒りすぎやで?」という人もいるのですが、割合としてはそういう人の方が少ないです。 でも、いつも怒りっぽい人を近くで見ていると、あまりにも目立つものだから「世の中こんな人ばっかり」と思ってしまうのはしょうがないことだと思います。
怒らなさすぎな理由その1
なぜ、日本人は怒らなさすぎの人が多いのかと言うと、そこには様々な理由があります。 1つ目の理由は、怒ることが悪いことだと思いこんでいるから。 こういう人は、「大人なんだからむやみやたらに怒ってはいけない」とか「怒るのは身体に毒って言うから怒っちゃいけない」というように、怒り自体を否定していることがよくあります。 それに加えて現代では、アンガーマネジメントに関する情報をネットや本屋さんで目にすることも多いので、「やっぱ怒っちゃダメなんだ」という思い込みに余計拍車がかかっている部分もあると思います。 ちなみに、アンガーマネジメントが必要な人は、前述したような普段から怒りすぎの人や、怒りの制御の仕方が分からなくて困っている人、自分と向き合いたい人なんですよ。 「怒っちゃダメだからアンガーマネジメントしましょう」というわけではありません。 中にはそういう触れ込みの本や記事もあるだろうけど、こういう情報のせいで怒りを封じ込めている人がいるんだとしたら、ものすごく害悪な情報だと思います。