「今の怒るところじゃない?」怒らなさすぎな日本人が、無意識のうちにしている“損”とは
怒らないことは美徳でもなんでもない
以上3つが、日本人が怒らなさすぎの理由なんですが、僕が何を言いたいのかと言うと、「もっと怒っていい」ということ。 場合によっては、ブチ切れたっていいのです。 以前公開した「パワハラをやめさせられない人が圧倒的に足りない3つの覚悟」という記事の中で、「ブチ切れ方」について少し触れたんですよ。 記事が公開されたあと、「これはもっと言及した方がいいのでは?」と思ったので、今回のコラムを執筆する運びになりました。 脳科学者の中野信子先生も、「キレられない人は都合よく扱われて搾取される」と明言されていて、これは本当にその通りなんです。 怒らなさすぎの日本人は、「怒らないことが美徳」と思っていることが多いようですが、言葉を選ばずにはっきり言うと、そんなだから舐められてしまうのです。 怒らないことは美徳でもなんでもありません。 厳しいようですが、戦うことを放棄した敵前逃亡です。 言うまでもありませんが、ここで推奨している「怒ること」や「キレること」は、普段から怒りすぎの人を助長させるためのものではありません。 怒らなさすぎの人がこれ以上舐められないための戦闘スキルであり、生存スキルとして身につけておきたい能力になるのです。 そんなわけで次回は、正しい怒り方とキレ方をテーマに、徹底解説したいと思います。
リアライフカウンセラー・藤本シゲユキ 京都府出身。17歳から29歳までギタリストとして、バンド漬けの日々を送るが、30歳を迎える前に以前から興味があったホスト業界に転身する。入店2ヶ月目でNo.1の座を獲得し半年後に退店、独立。その後、5年間にわたりホストクラブの経営者として奮闘するかたわら、現場で知り合った累計1,000人以上のお客様の恋愛相談をこなす。その時に培ったノウハウを更に改良し研究を重ね、現在はリアライフカウンセラーとして活動中。「日本中の女性を恋愛だけではなく人生単位で一生しあわせになれるよう導く」を天命とし、カウンセリングのみならず、書籍出版はじめ幅広く執筆。座右の名は「勤勉は幸運の母である」。