AI時代に【そろばん】!?受験にも有利! 計算以外で身につく非認知能力も凄い「習わせて良かった習い事2位」の令和のそろばん事情
「そろばん」を始めるのはハードルが高い?
中学受験に有利な習い事に「そろばん」が注目されています。そろばんについてアレコレ調べてみたので、ぜひ参考にしてみてください! 【画像8枚】そろばん教室の様子や、中学受験意向のグラフデータなど 筆者の実家が自営業で、祖父母の代から食卓で「そろばん」を弾いているのを見ていて、身近ではあったので、ぜひ娘には「そろばん」を習わせたいと思っていました。しかし、自分自身は電卓世代で、「そろばん」を使うことができず、娘が1年生の時にそろばんを買ったものの2年生の今になるまで放置してしまっています…。 ちょうど我が家が受験を意識するタイミングで、先日、公益社団法人全国珠算教育連盟の研修学教委員長の前田珠樹さんによる「令和のそろばん事情 習い事に珠算を選ぶ親の意識調査」発表があり、「そろばん」についてお話を聞く機会がありました。 「タブレット時代にそろばんは必要なの?」「いつ始めたらいいの?」「受験に有利って本当?」「計算以外にも身つくスキルは?」など、「そろばん」に関して気になる点を聞いてきましたので、レポートします。
そもそもスマホやタブレットが普及した今、「そろばん」は必要?
電子機器が普及し、職場で「そろばん」を使うことは殆どなくなりました。だからといって、「そろばん」を学ぶ必要はないという訳ではありません。 全国珠算教育連盟の前田さんは「実務珠算から能力珠算に変わりながら、(そろばんの技術が)生き続けてきたことがそろばんが必要とされる理由であるでしょう」と語っていたのが印象的でした。 計算能力は子ども時代に身につけなければならない大切な能力の一つです。それには珠算の練習が最適な方法の一つと考えてもよいでしょう。 また、「手は第二の脳」と言われます。全国珠算教育連盟では「目で見て頭で考えて指先を動かすという一連の流れは、子どもの能力向上に重要」と考えているとのことです。
「習い事ランキング」4位、「子どもに習わせてよかった習い事」2位!
東京大学と大手の教育研究所が行った調査(2023年)では、習い事をしている小学生のうち「そろばん」を習っているのは全体の9%で、運動系を除いたランクの4位になっています。 「子どもに習わせてよかった習い事」ランキングでも、運動系を除くとなんと2位に。一般的なイメージ以上に、「そろばん」は人気の習い事のようです。