AI時代に【そろばん】!?受験にも有利! 計算以外で身につく非認知能力も凄い「習わせて良かった習い事2位」の令和のそろばん事情
「そろばん」を始めるならいつがいい?
「そろばん」を習い始めた時期は小学1年が最も多く、そろばんを習う子の43.7%を占めます。小学校入学前から始める子も多く、全体の31.6%に上ります。それらを合計すると、小学1年までに習い始めるのは、4人に3人(75.3%)という高い結果となりました。 全国珠算教育連盟によると、1960年代は小学2年時に学習する九九を覚えてから習い出す子が多かったそうです。また、現在小学校では3年と4年時にそろばん授業があることから、中高学年で習い始めるイメージが強い一方で、実際は低年齢化が進んでいるようです。 小さい頃から始めれば始めるほど、珠算式暗算(頭の中にそろばんを描いて計算する方法)が身につく傾向にあるとのこと。目安としては、受験を意識する前の小学校の低学年ごろから始めるのがよさそうです。
そろばん教室の月謝はどれくらいかかる?
■月謝は通いやすい価格帯 授業回数や地域によりますが、そろばん教室の月謝は週3回で5000円から1万円前後ほど。(教室によっては、週1のコースから無制限コースを設定しているところもあるそうです。) 「そろばん」の購入費など初期経費は1万円以内で、習い事として月数千円から始められ、ほかの習い事とも両立しやすいのも魅力です。 ■どんな「そろばん」がいいの? カラフルなプラスチック製の「そろばん」が4000円ほどで購入でき、小さなお子さんに人気なようです。習いはじめはプラスチック製で十分ですが、玉が滑って意図せず動いてしまい、級が上がるほど使いづらくなるので、木を購入する方が多いそうです。 また、プラスチック製を推奨していない先生もいるとのことなので、購入する前に、通う予定のそろばん教室の先生と相談されるとよいでしょう。
お子さんに「そろばん」に興味を持って欲しいなら「日本そろばん資料館」へ
最後にご紹介するのは、「日本そろばん資料館」。資料館には、なんと「そろばん」約800丁が保存されています。細長い「そろばん」だけではなく、まるや箱形のものなども展示されています。 予約制ですが、誰でも見学できるので、興味がある方はぜひ親子で訪れてみてくださいね。そろばんに興味を持つよいきっかけになると思います。 「日本そろばん資料館」 開館日:事前予約制:月~金曜日(祝祭日を除く)10時~16時(12時~13時を除く) 住所:東京都台東区下谷2丁目17-4
取材・文/Rina Ota