毎朝の1杯は白湯よりミネラル水!水に塩を入れるだけで免疫力がアップするってホント?
良い水と塩を揃えよう! ミネラル水のつくり方
ミネラル水は、誰でもすぐつくることができます。 キーとなるのは、その濃度。「血液中の塩分(0.9%)と同程度だと、水分が最も吸収されやすく、体内にとどまりやすい」とされています。適度な濃度のミネラル水をとることで、細胞の外の脱水(主に血液中の水分が少なくなること)や、細胞の中の脱水を防ぐことができるのです。 使用する「水」は、純粋な「水」(できればミネラルウォーター)であることが大事です。「塩」は「自然塩」「天然塩」を選んでください。 良い水と塩を揃えたら、1lの水に1~2g(塩2g=小さじ3分の1よりやや少なめ)の塩を溶かします。これを1日2lを上限に、小分けにして飲みましょう。 つまり、ミネラル水からとる塩の1日の摂取量は、2~4gです。良質のミネラル豊富な塩は、とりすぎた場合は体外に排出されます。また、水に塩を完全に溶かさない状態でも効果は期待できます。 心臓疾患や腎臓疾患のある方、高血圧の方、60歳以上の方は、最初は塩を規定量(1lの水に1g)の4分の1にしてください。体調に異変がなければ、3週間後に「1lに1g」になるよう、徐々に増やしてみましょう。 ※ミネラル水の1日の摂取量の上限は2lです。この規定量はお守りください。 ※「1日2l」の常飲を続けて3週間経っても「お腹が張り続ける」という違和感が常にある場合は、念のために、中止されることをおすすめします。 ※腎臓病など疾患のある方は、主治医に必ず確認・相談のうえ、摂取を始めてください 本文は『「水と塩」でできる究極の免疫セルフケア』(三笠書房)より一部抜粋・編集・追記しています。 画像提供:Adobe Stock
著者メッセージ
日本人は、水不足、塩不足です。昨今、減塩ブームではありますが、塩に対する誤解も多く見られます。天然の塩に含まれている良質なミネラルが足りないことで、病気も増えているのです。私たちの食事に欠かせない塩は、免疫力アップのほか、体の浄化、炎症の抑制、筋肉がつることを防ぐ、毒素排出、血圧調整などに役立ちます。本書では、人が「羊水という海水」から産まれている胎生学の観点から、適量の水と良質な塩をとることで、簡単にできるセルフケア法をお伝えしています。ぜひ、健康増進に活用してみてください。