小池都知事が定例会見10月15日(全文1)出馬をすることはございません
政府のコロナ対策への見解を聞きたい
日本テレビ:日本テレビです。新型コロナ対策についてお伺いします。岸田総理、きのうの記者会見で、今後の第6波を踏まえてだと思いますが、この夏の2倍の感染力にも対応するということで、幽霊病床を見える化をして、病床使用率を8割超に引き上げるというふうに発言されました。第5波で、都内の病床使用率もこれまで7割で頭打ちという状況も続いていました。政府のこうしたコロナ対策に対して、東京都、都知事としての見解と都の対応についてお伺いします。あとこれに関連して、財務省でも病床確保の補助金が適正に使用されているかどうか検証する話も出てますが、都としてはいかがでしょうか。 小池:いつの間にか幽霊病床っていうのが政府の資料にまで取り上げられるようになっているのかというふうに思いますし、実際この第5波を経験する中で病床の確保ということについては非常に厳しい思いをした東京でございます。それをベースに、それらの経験をベースにしながら、より改善をしていくというのは当然のことかと思います。また、見える化っていうのは、ぜひそれを進めるべきだと思いますし、具体的な取り組みの全体像について国のほうが明らかにするとしておりますので、それを踏まえて対応していきたいと思います。 また、一方で病床の使用率っていうのは、そこの病床、ベッド数だけではなく、それに必要な重症度に応じた人数ですね。医療従事者の人数がより多く必要になってくると、そちらのほうに取り掛かることは、すなわち医療従事者の集中がそちらにいくと、結局ベッドがあってもケアができないということになると難しい、お断りというか受けられないというような、そういう状況も現場の事情を考えればありますので、それらも第5波、今回のさまざまな知見を分析しながら、真の意味の見える化につなげていければというふうに思います。 日本テレビ:補助金の。 小池:あ、補助金。 日本テレビ:財務省のほうで補助金の、病床確保に関する補助金の適正使用の検証という話も出ていました。 小池:病床だけでなく、どうやって国と、都もそうですけれども、財政を、確実に都民や国民の命や健康を守っていくのに役立てられたかということを財務省がよく見ていくというのは、それはそれで必要な対応だというふうに思います。それをしっかり行っていただいて、必要なところに必要な財政的なバックを行っていただきたいと、このように思っております。 【書き起こし】小池都知事が定例会見10月15日 全文2に続く