全米メディアが後半戦再開前に大谷翔平の本塁打数予想で沸騰…60本か50本か…「疲労」と「敬遠」の不安要素の指摘も
オールスターゲームの本塁打競争、史上初の“リアル二刀流”などで話題を独占したエンゼルスの大谷翔平(27)が今日16日(日本時間17日)、本拠地のマリナーズ戦から後半戦に突入する。米メディアは後半戦の予想にページを割き、ここでも大谷の話題で持ちきりで特に熱く論じられたのが、現在33本で両リーグを通じてトップを走る本塁打数だ。
MLB公式サイトは「60本を追い求める」
MLB公式サイトは、10項目のテーマをリストアップし、大谷については2番目に触れ、「非の打ち所のないベーブ・ルースの再来の大谷が60本塁打を追い求める」とし、60本塁打達成の可能性についての考察を展開した。 記事は「ア・リーグ、ナ・リーグの歴史を通じて、ベーブ・ルースの後を追う選手は大谷以外にいない(ただ、マーティン・ディーゴがニグロ・リーグで同じような光り輝く二刀流で成功している)。後半、大谷はベーブ・ルースが1918-19年にやり遂げたことさえ超えていくことになる」と予想。 「大谷がシーズン60本のペースで本塁打を打っていることに気が付いていただろうか?彼は、エンゼルスの試合の94%で打者として出場しており、このままいけばシーズン153試合のペースとなる。すでに33本塁打を放っており、彼が60本塁打のペースにあることを意味している」と続けた。 また「大谷の(60本塁打)偉業への挑戦は、ステロイド時代に60本塁打が放たれて以来見たことのないものだ。彼の9.1打席に1本塁打という割合は現在、ルース、バリー・ボンズ、マーク・マグワイア、もしくはサミー・ソーサ以外でア・リーグ、ナ・リーグのあらゆる打者で最もハイペースだ(1937年のニグロ・リーグで7.8打席に1本塁打だったジョシュ・ギブソンも真の強打者のグループに加えておこう)。また長打数も102本のペースにあり、もし記録すれば、2001年にボンズ、ソーサ、ルイス・ゴンザレス、トッド・へルトンが記録して以来、初めて3桁の長打を放った選手となるだろう」と予想した。 ア・リーグのシーズン最多本塁打記録はロジャー・マリスが1961年にうち立てた61本である。