内閣改造「経験豊かな方が多い印象」大阪・吉村知事会見8月10日(全文4)
日本維新の会の代表になりたい思いは今のところない
例えば知事、市長というのは、これは選挙があります。法律で定めた選挙があって、そして当選をすれば、それは市民、府民に負託を受けたということになり、そして知事、市長という役職があります。知事、市長には、それは当然、人事権もあり予算編成権もあり、やっぱり組織が固まってます、かちっとしてると。これは知事、市長を経験して思いますけれども、そのために選挙があるわけですが。ですので、もうそもそも組織がかちっとなってる中で、知事、市長としてしっかり職務を果たすということになります。 でも政党の代表っていうのはそもそも組織ないところからつくってますし、ピラミッドではありませんので、人事権、予算権が全て集中してるわけでもないし。そういった意味では、政治集団の代表というのはまた違った難しさがあると思います。とりわけ創業者の橋下さんや松井さんはみんなが、これは納得するという中で、生み出した人たちですから、でありますけど、その次の、次を担うメンバーは、やはり政治集団をまとめていくというのは大変だと。 とりわけ僕のようにずっと政治経験があるわけじゃなくて、ある意味、若手のグループに入ると。永田町の政治で言うと超若手だと思いますけども、維新の中でもやっぱ若手のグループに入ると。若手というか中堅グループですかね、に入るという人間がトップを引っ張っていくというのは、やっぱり先輩の支えがあったり、先輩へのリスペクトがあって初めて成り立つし、そういったところも踏まえて、組織をまとめていくっていうのは大変ですが、それをやってるというところです。だからそこの屋台骨が崩れゆくようなことがあってはならないと思ってますので、そこに力を入れてるということです。その上で何か、日本維新の会の代表になりたいかというと、そういう思いは今のところ僕にはないということです。
大阪維新の会の代表として、大阪の課題をどう認識しているのか
朝日新聞:ありがとうございます。先ほど知事、先ほどというか、きのうもですけれども、知事としてはコロナでしたり、経済都市・大阪の今後のまちづくりという課題があるというお話ありました。大阪維新の会の代表としては、大阪維新の会の課題、知事で言うコロナ対応や大阪の経済発展のような、そういうトピックとしてはどういったことが大阪維新の会代表としては挙げられるでしょうか。 吉村:それはやはり大阪を良くするということを目標にしてるのが大阪維新の会なので、かぶってるところは多分にあると思います。かぶってないところがあるとするならば、これはやはり政治家としての活動、これをまとめていくということになります。おそらく今日も本日付で、いわゆる統一教会、あるいはその関連団体とのもう関係は今後は絶つべきだと、絶つという方針をするという、この通知を全大阪維新の会のメンバーに【発達 01:19:20】する予定にもしています。横山幹事長が準備してくれてますが。そういったことも含めて、これは、ピラミッドではない組織の中でこういったこともやっていくと。それに対して反感を持つ人もいるかもしれないけれども、そういったこともしっかりやっていくと。政治的なこともやりながらこの組織をまとめていくということが重要だろうと思っています。 行政トピックについては重なってるところが多くあると思います。当然コロナだって、それぞれの議員は身近なところで活動してるわけですから。ほとんど、行政トピックはかぶってるところがあるけど、プラスアルファがやっぱり政治集団にはあるというふうに思ってます。 朝日新聞:ありがとうございます。今お話のあった、今日付で統一教会との関係を絶つべきだという通知について、これ、対象は大阪維新の会所属の議員や首長など、顧問の皆さまということでいいでしょうか。 吉村:ええ、そういうことです。大阪維新の会のメンバー全員です。これは僕も含めて全員です。 朝日新聞:関係というのは、もう今後一切イベント等にも参加しないという。 吉村:そうです。関連団体にどうしても、名前がいろいろ、たくさんあって分かりにくかったっていうのもあると思うので、今後もそういうのが出てくるかも分からないですけれども、ただ、もう今すでに分かってる関連団体とか、そういったところと今後はもう新たに関係を持たない。今までもそんな深い関係が、大阪維新の会のメンバーの関係見る限り、深い関係ではないです。深い関係ではないけれども、もうそういった、あるいは広告塔であったり、信頼を与える、政治家としての活動として何か信頼を与えるようなことはもうやめようと。