大阪府・吉村知事が定例会見2月4日(全文5完)話の長い短いに男女差はない
五輪は延期すべきという考えか
横田:フリーの横田一ですけれども、五輪開催についてのお考えをお伺いしたいんですが、夏の開始は困難で延期するべきだというお考えなんでしょうか。 吉村:僕自身はオリンピックを応援する立場です、ぜひ実現してもらいたいと思っています。なので、オリンピックは本当にいろんな選手の、スポーツがもたらすパワーというのは、僕はものすごい大切だと思ってますので、ぜひ開催してもらいたいと思っているというのがまず大前提です。 その中で今、中止の議論が出ている、あるいは報道が出ているというのもやっぱり、そういう報道があるのはもう事実。実態はどうか分かりませんけれども。その中で、僕は中止になるぐらいだったら延期をすべきだという考え方です。積極的に中止をすべきという考え方じゃなくて、むしろ僕は実現してもらいたいと思っている立場の中で、今の現状を見たときに、なかなかそこが中止のほうにどうしてもなっていくんだったら、延期してでも東京オリンピックは開催してもらいたいという考え方です。 横田:開催するかどうかの基準作り、いつまでに陽性者がどれぐらい下がるとか、指標を国が作るべきではないかというお考えでしょうか。その時期についてはどうでしょうか。 吉村:それは東京都と国とIOCですか、オリンピックを今準備されている行政体、組織で決めるべきことだと思っていますし、僕が言うことではないと思います。 横田:ただ、大阪と東京はリンクしているという、会見で意見をおっしゃられて、東京で五輪開催によって感染爆発を招けば当然、大阪にも影響を及ぼして、府民の命に及ぼす危険性があると思うのですが、そうなるのかならないかの基準作りは府のほうでチェックするなり要請するなりするお考えはないんでしょうか。 吉村:それは東京都、それから国、主催者が適切に判断するというふうに思っていますから、その基準を大阪府知事として何か言うというつもりは一切ありません。 横田:最後に大阪の死者が多い理由について、高齢者の割合が東京より1.5倍ぐらいだと、施設の数ですか、多いことを挙げられていますが、維新の府政・市政が、なんらかの関連性があるとはお考えになっていないんでしょうか。その辺はまったく問題ないということなんでしょうか。 吉村:維新の市政・府政が関係あるとは思っていません。 横田:ありがとうございました。 NHK:ほかにいらっしゃいますでしょうか。それでは終了させていただきます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月4日