菅首相が会見 「宣言」と「重点措置」全面解除へ(全文2)厚労省の分割、見直しは避けて通れない
今後、総理の支持する議員グループと政策実現を目指すのか
日本経済新聞:日本経済新聞の重田です。総理、1年間お疲れさまでした。今後の政治活動についてお伺いしたいのですけれども、総理は党内にガネーシャの会など、総理の支持される議員グループがあるかと思います。今後はこうしたグループを中心に、皆さまと一緒に政策実現を目指すというふうにいかれるのか、もしくは派閥などに衣替えすることも視野に入れるのでしょうか。よろしくお願いします。 菅:私自身、今後の自分の政治活動をどういうふうに、方向、するということは、まだ正直決めていません。ただ、政策の実現について、自分が掲げたものがありますので、そうした政策の実現には取り組んでいきたいというふうに思っています。ですから、私のグループって、いろいろな、私、人たちとお付き合いをしていますので、さまざまな勉強会というのはやっていきたいというふうに思っています。派閥ということでなくて、政策の勉強会をやっていきたい、こういうふうに思います。 司会:それではフジテレビの鹿嶋さん、どうぞ。
北朝鮮による拉致問題の解決に何が必要か
フジテレビ:フジテレビの鹿嶋です。1年間の激務、大変お疲れさまでした。北朝鮮による日本人拉致問題が解決されていないことに関して、横田早紀江さんが先日、絶望感に近いむなしさを感じる、とコメントされていますが、今、このご家族の思いをどのように受け止めておられますでしょうか。そして自民党総裁選に出馬する候補者の多くが、北朝鮮とのトップ会談を目指す考えを示しておりますが、小泉政権以来実現していないことも事実だと思います。この問題の解決のために何が必要と考えられているのか、お聞かせください。 菅:まず私自身、国政に議席を得てから、先ほど申し上げましたけど、北朝鮮拉致問題、特に万景峰号という北朝鮮の船が年間15回、新潟港に出入港していた。日本人を拉致する、そうした船をそのまま入港させることはできないという中で、議員6人の仲間と一緒に、携わって、議員立法を作って、あの船を止めることができました。 それと、そういう中で、北朝鮮拉致問題というのは私にとっても最重要の、大きな自分の思いとして取り組んできています。総理大臣として大変申し訳なく、じくじたる思いでありますけども、いろんな対応をしてきていることは、これ、事実であります。外交はもちろんですけども、さまざまな人脈を使ったりとか。 そういう中で次の総理になるわけでありますけども、こうしたことを優先して当然やられると思いますけども、なかなかいつ、具体的にどうかというのは難しいですけども、そういう状況は私からもしっかり説明して、引き継いでおきたい、今の現状というのを、そういうふうに思います。 司会:それではラジオ日本の伊藤さん、どうぞ。