コロナ分科会の尾身会長が会見(全文1)東京の人流を宣言前の半分に減らしたい
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構理事長)は12日午後、記者会見を行った。 【動画】尾身会長が会見 「東京の人流を5割削減」分科会が対策強化を提言へ(2021年8月12日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「尾身会長が会見 「東京の人流を5割削減」分科会が対策強化を提言へ(2021年8月12日)」に対応しております。 ◇ ◇
今までよりも強い対策を提言
司会:これより尾身会長による記者会見を始めます。それでは、冒頭、尾身先生、お願いします。 尾身:どうも皆さん、またお集まりいただきましてありがとうございます。今日は分科会を持ち回りで急遽開きまして、提言をまとめましたので、皆さんに共有をさせていただきたいと思います。スライドは? 男性:ちょっと。 尾身:はい。 男性:ちょっと今、原因、調べてもう1回試しますので。 (00:13:50~00:15:00 ご発言なし) 男性:ではお待たせしました。すいませんでした。 尾身:いいですか。どうも、ちょっと機械がうまくいかなかったようで。それで急遽、今日はこういう提言で期間限定の緊急事態措置のさらなる強化ということですけども、今、緊急事態宣言が発出されているわけですけども、人流が期待されるほど下がっていないことなど、このままの状態が続くと感染の拡大がさらに加速して、もうすでに深刻な状況になっている医療の逼迫が、さらにその危機が深まるということが分かってきましたので、急遽、持ち回りの分科会を開いて、今、今日、あしたから短期間、2週間ぐらいに緊急事態宣言が出ているわけで、その中にさらに集中してこの2週間ほどに取っていただきたい強い対策、今までよりも強い対策について提言をしますので、これは、この文章は、今の東京都のような深刻な状況になっているのを想定しておりますので、全国の都道府県をカバーしているわけではないということをご理解ください。 じゃあスライドを始めます。これが2週間で、今回はこの人流を、7月前半というのは、ここで言えば緊急事態宣言がここで出て、それから緊急事態宣言が出たあとに、この青は夜の10時から12時ですね。それからその前が8時から10時ということですけども、この人流というのが下がってきてはいるけど、特に深夜の、夜のほうは少し高止まりということで、実は結論から申し上げますと、少なくともこの始まった前、ここのレベルから、ここから始まるわけですね、緊急事態が始まる前のレベルよりも半分に減らしたいというのが今回の目標で、半分に減らすとどういうことかって、だいたい半分だとこの前の4月に出た緊急事態宣言の一番底になったところぐらいです。