やはり破格…。サウジリーグの最新年俸ランキング11~20位。ベテランだけじゃない! 全盛期でのサウジ入りも続々?
17位:ジョアン・カンセロ(ポルトガル代表)
生年月日:1994年5月27日 所属クラブ:アル・ヒラル 推定年棒:1531万ユーロ(約24億4960万円) 昨季リーグ戦成績:32試合2ゴール4アシスト(バルセロナ所属) 今夏の去就が注目されていたジョアン・カンセロ(1531万ユーロ/約24億4960万円)が17位にランクインした。 カンセロのこれまでのキャリアを見ると、期限付き移籍で所属したクラブも含めて豪華な名前が並んでいる。下部組織時代のベンフィカから始まり、バレンシア、インテル、ユベントス、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ…。国内リーグだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも優勝候補にあがるようなクラブばかりである。 そんなカンセロの昨シーズンの年棒は1250万ユーロ(約20億円)とすでに高額な金額に達しており、アル・ヒラルから提示された1531万ユーロ(約24億4960万円)とは約300万ユーロ(約4億8000万円)しか変わらない金額だ。サウジアラビアリーグと言えば高額な年棒で有名だが、この昇級額は当ランキングで一番低い金額となる。 守備面に難があるとは言え、左右どちらのサイドでも攻撃の起点になれる上に、最近のポルトガル代表では中央に入っていくプレーも遜色こなすカンセロを欲しいと思うクラブはたくさんあるだろうが、移籍の際に高額な年棒がネックとなっていたことは言うまでもない。
16位:ムサ・ディアビ(元フランス代表)
生年月日:1999年7月7日 所属クラブ:アル・イテハド 推定年棒:1531万ユーロ(約24億4960万円) 昨季リーグ戦成績:38試合6ゴール8アシスト(アストン・ヴィラ所属) 今夏のサウジアラビア行きで最も大きなサプライズのひとつでもあったのが、16位にランクインしたムサ・ディアビ(1531万ユーロ/約24億4960万円)の移籍ではないだろうか。 ユース時代を過ごしたパリ・サンジェルマン(PSG)からドイツのレバークーゼンに移籍したことでディアビの才能は開花することになった。圧倒的なスピードを持つディアビは、今でこそ右ウイングのイメージが強いかもしれないが、順足の左ウインガーとしても遜色なくプレーすることができる。 実際にレバークーゼン加入当初は左ウイングでの出場機会も多く、前所属先のアストン・ヴィラでも一緒だったレオン・ベイリーと形成される両ウイングは相手サイドバック(SB)にとって脅威だったに違いない。 そのベイリーを追いかけるように昨夏に加入したアストン・ヴィラでは、4-4-2が基本フォーメーションとして使用されており、かつ、サイドハーフにはインサイドハーフタイプの選手を置くウナイ・エメリの起用法の特徴もあり、ディアビは2トップの一角を務めることがメインの仕事となっていた。 完全なレギュラーとはいかないものの、リーグ戦全試合に出場し6得点8アシストという数字は2年目のさらなる期待を予感させたが、わずか1年でプレミアリーグの舞台を去ることになった。当ランキングで一番若い25歳という年齢からも、まだまだ欧州の舞台で活躍できる筆頭格である。