やはり破格…。サウジリーグの最新年俸ランキング11~20位。ベテランだけじゃない! 全盛期でのサウジ入りも続々?
19位:ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ代表)
生年月日:1990年11月11日 所属クラブ:アル・イテファク 推定年棒:1500万ユーロ(約24億円) 昨季リーグ戦成績:29試合6ゴール5アシスト 19位にランクインしたジョルジニオ・ワイナルドゥム(1500万ユーロ/約24億円)は、リバプール退団以降、年棒は上がったものの市場価値はどんどん下がっている。 2015/16シーズンの途中にリバプールの監督に就任したユルゲン・クロップは、初めてフルシーズンを戦うことになる2016/17シーズンに向けて、ゲーゲンプレスに適応できる中盤の選手を求めていた。 そこで目に留まったのが、当時ニューカッスル・ユナイテッドでプレミアリーグ1年目を迎えていたワイナルドゥムだ。90分間走り続けることができる上に、中盤の選手ながらリーグ戦で11得点をあげる攻撃的なプレースタイルはクロップのサッカーに完全にマッチした。 実際にリバプールで過ごした5シーズンのリーグ戦では、毎年30試合以上に出場しており、そのほとんどが先発出場である。しかし、重要な立場でありながら年棒は5年間上がることはなかった。461万ユーロ(約7億3760万円)という金額は当時のチーム内で15番目の数字である。 結局、契約満了となった2021年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍することになり、年棒は1273万ユーロ(約20億3680万円)まで上昇した。この金額でもPSGの選手の中では10番目の数字ということには驚きである。 その後はローマを挟んでアル・イテファクに移籍をし、年棒も1500万ユーロ(約24億円)まで上がったが、キャリアの全盛期でもあるリバプール時代にあった5000万ユーロ(約80億円)の市場価値は年々下降し、今では400万ユーロ(約6億4000万円)の価値となってしまった。
18位:セコ・フォファナ(コートジボワール代表)
生年月日:1995年5月7日 所属クラブ:アル・イテファク 推定年棒:1520万ユーロ(約24億3200万円) 昨季リーグ戦成績:28試合2ゴール3アシスト 当ランキングで、サウジアラビア国内で移籍をしている唯一の選手であるセコ・フォファナ(1520万ユーロ/約24億3200万円)が18位にランクインした。2023/24シーズンの冬の移籍市場でアル・ナスルからアル・イテファクへ期限付き移籍をしている。 フォファナがこれまでのキャリアで一番長くプレーをしたのは、セリエAのウディネーゼ時代である。ほぼ毎年のように怪我による離脱がありシーズン通してフル稼働がなかなかできない状況が続いたが、イタリアで過ごす最後の年となった2019/20シーズンはリーグ戦32試合に出場し3得点7アシストという記録を残し、計4シーズンでリーグ戦の出場試合数は100を超える数字となった。 2020年夏には、その前シーズンにフランス1部リーグに昇格を決めたRCランスに移籍することになり、年棒も93万ユーロ(約1億4880万円)から156万ユーロ(約2億4960万円)に上昇している。 キャプテンを任された2年目の2021/22シーズンにはリーグ戦全試合に先発出場を果たしチームの中心選手に成長すると、迎えた3年目にランスは大きな飛躍を遂げることになった。昇格3年目にしてリーグ戦を2位で終え、翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得したのだ。 自身初のCLの舞台に立つ権利を得ながらも、フォファナはそのシーズン終了後の2023年夏にサウジアラビアリーグに移籍することになる。ランスでは加入時から昇給して180万ユーロ(約2億8800万円)の年棒をもらっていたが、サウジアラビアでのそれは桁違いのものだった。今は約7倍の1520万ユーロ(約24億3200万円)の年棒を受け取っている。