【プロカメラマン】が大量画像で記録!「KLX実戦投入!四国“松野四万十バイクレース(MSBR)”取材で山中を激走!」
速すぎる!トップの門田・西山ペア
最もハードな“アルティメットクラス”以外は、この後の川沿いの長閑な林道を走破したら残りはゴールまで舗装路。 この目黒川沿いのなだらかな林道までくると安堵感が出てきますが、雨の多い年は日陰のコーナーでフロントから滑りやすい土質の場所が何箇所もあって、油断は禁物です。ここを抜けて集落まで出ると、終盤で最も補給物資の多い松野南小学校フィードステーションです。 電動アシスト仕様のマシンで出走したチームはガス欠ならぬ電欠に悩まされたこともあって、ここでバッテリーの充電と食料の補給で大休止。同時に、規定時間にここまで到着できないとタイムアウトとなって残念ながら失格になります。 最も超人クラスのアルティメットクラスはすでにもうひとつの最長区間ダートである目黒林道に突入しているはずで、その時点から追跡してもゴールは撮れないだろうと計算。ここでKLXの破損箇所をチェックしておき、自分もおにぎりや味噌汁をいただき、痛む足も構わずゴールへ向かいました。 アルティメットクラス以外のクラスの出場者は、この小学校からスタート地点の虹の森を目指します。 林道が終わって安心していたのも束の間。この最終区間の舗装路はダラダラ坂が長く、ゴール手前の下りまでに選手たちの残った体力を容赦なく奪うのでありました。 ゴール地点に到着して、さあ到着選手を狙うぞ!と思ったら、恐ろしいことに上位陣のほとんどを振り切って、トップ選手ペアはとっくにゴールしており着替えも済ませてくつろいでいました。 そう、前日レース全般のレクチャーをしていた門田・西山ペアが電動アシスト組まで全員ブッチ切っての優勝だったのです。下りのペースを想像すると恐ろしいペースで走っていたのでしょう! 思うんですが、革ツナギとかプロテクターのないサイクルウェアで林道下りをすっ飛ばして行くマウンテンバイクライダーって、オートバイライダーよりどこかネジが少ないのではなかろうか……? ■超ハードなアルティメットクラスが最後に走破する目黒林道の夕景。幾重にも連なった 山々を眼下に望みながら下りのダートをかっ飛ばしてゴールを目指します。 ■電動アシスト軍団も蹴散らしてブッチギリ優勝の門田・西山ペア。40kgの米袋を抱え上げて余裕のスマイルは若きホープの西山選手。