【プロカメラマン】が大量画像で記録!「KLX実戦投入!四国“松野四万十バイクレース(MSBR)”取材で山中を激走!」
日見須林道の下りで転倒!予想どおりの損傷
玖木の区間を過ぎて再び舗装区間を北西に向かうと、いよいよ難関・日見須林道入り口です。コース最長の目黒林道よりは短いながら約13kmの日見須林道は激坂あり、ガレ場ありとじつに変化に飛んだ林道で、バイク部隊にとっても要注意セクションです。 激坂での苦闘や励まし合うシーンを撮影し、険しい林道の状況を納めると、少しペースアップしてより先頭に近い集団に追いつかなくてはならない位置になっていました。 この日見須林道の下りでペースアップしていたとき、ヤラレました。浮いた石にフロントを弾かれて、とっさに体勢を立て直したんですが、フロントタイヤが接地したとき、再度浮いた岩に弾かれ、もう間に合わず転倒。2段構えで足払いを喰らったような感じです。ラインがもう少しまずかったら前後誰もいないタイミングで林道から落ちてたかも(悪運は強いな)。 暑かったけれどプロテクターを兼ねてオーバーパンツを脱がず、正解でした。擦過傷は大したこともなく、打撲が少々。ただ、追加スクリーンで顎を少し打ったのは痛かった。ヘルメットを被ったままカメラを構える必要上、アゴの付いたフルフェイスは使えないので。 KLXを引き起こしてダメージ箇所をさっさとチェック。ひん曲がったブレーキペダルをそこらに落ちていた枝を使って曲げ戻し、ともかく林道を出たところにある沈下橋脇=日見須フィードステーションで鎧武者が選手を歓迎するシーンの撮影に集中します。 もう、足が少々痛くてもそこらで痛がってる暇はありません。バイクの損傷は終盤のフィードポイントで見ればヨシ! ■最南端の日見須林道は慣れた選手らでさえ足で漕いで登れない坂がいくつも存在。撮影バイクのエンジン特性も、彼らの横を通過する際に小石を跳ね上げにくいフラットなパワーの出方が好ましいのです。なお、KLXのギヤ比は1Tフロントを上げたところローだと歩くくらいの速度でなんとか登れた。細い激坂を押してる選手の横をスピード上げて通過できませんよね……。 ■「チーム山鳥」のベテランも少しのミスで乗車状態から押すハメに。この方すごく速い選手なのですが。 ■終盤の沈下橋FSで出迎えてくれる鎧武者おふたり。斬られて?喜び、写メに収める選手は多い。 ■最後のフィードに向けて清流沿いに走る林道が気持ち良い。夏場だったら撮影をサボって泳ぎたくなったかもしれません(半分本気)。 ■最長区間を選ぶクラス以外は松野南小学校FSでチェックと電動クラスの充電や補給食の供給を受けた後、一路ゴールのある虹の森広場に向けてひた走ります。 ■走るわ崖を登るわ、すっ転ぶわで、私も空腹でフラフラ。ここでのおいしい味噌汁とオニギリに助けていただきました。 ■ガレ場の下りでクラッシュした痕跡。ガードがひん曲がってフォグが横を照らす角度に。 悲惨な状態ではあるもののフレームに損傷が入ってなさそうなのが朗報なのです。これが このガードの強度計算どおりになった証拠(テキトーな感覚で部材選んだだけですけど)。 ■右膝がしっかり裂けたワークマンの廉価版オーバーパンツ。“元”は十分以上に取りました。