せめて僕と同等の苦しみを…「パパ活女子」と「頂き女子を刑事告訴中の男性」が「紀州のドンファン事件の裁判」に託した「真逆の想い」
「無罪で残念」そう語る男の意見とは
「無罪で残念。無期懲役になって欲しかった」と真逆の意見をいうのは、頂き女子を刑事告訴中の佐藤守さん(54歳・仮名)だ。 佐藤さんも鈴木さん同様、“絶対に身バレさせない”ことを条件に、意見を聞かせてくれた。 「アプリで出会って、とある女性にトータル数百万振り込みました」 20代半ばの貧困女子を自称していた彼女だったが、実は年齢はかなり高く、既婚者だったそうだ。 「連絡しか取っていないけど、結婚を前提としたお付き合いをしていました。毎日のLINEに電話に…かなり依存していました」 会ったことがないのにお金を振り込んでしまった理由はなんだったんだろうか?
資金力が尽きた男の悲しい末路
「お恥ずかしい話、女性と付き合った経験が乏しく、今は仕事と自宅の往復。趣味もないし、周りの友人はみんな家族持ち。お金を振り込まなかったら、縁が切れてしまう、夢見た結婚ができなくなってしまうんじゃないか? と怖かったんです」 彼女を信じきっていたが、悲しいことに佐藤さんの資金力が尽きたところで連絡が途絶えた。 「ここからの顛末は万が一のこともあって、お話しできませんが…僕は結局だまされていました。ドンファンのように有り余る富があるわけではないので、終わりはくる。生きているだけいいのかもしれませんが、泣き寝入りできる金額ではない」 貯金を失ったことで老後の不安は募り、毎日夜中に目が覚めてしまうという。 「急に涙がこぼれてきたりすることもあります。馬鹿だと思われてしまうと思いますが、本当に結婚できると思っていました」 そんな中、ドンファンの裁判は「頼みの綱だった」と苦笑いする。
佐藤さんの今後の展望
「事情も状況も違いますが、彼女が無期懲役か、そこまで行かなくても重い罪になればいいのに、という思いは強かったです。そうすれば、僕のような男性が、騙した女性を訴えた時に救われるんじゃないかと。僕の場合は結婚もしていないし、セックスはおろか会ってもいない。なのでケースが違いすぎますが、完全に泣き寝いりというのだけは避けたい」 佐藤さんは今後の展望についてこう語った。 「展望なんてありません。お金は全ては返ってこなくても、少しづつでも返して欲しい。それが無理なら、僕と同等の苦しみを味わって欲しい。アプリで出会って、会いもしないでお金を振り込んでしまった哀れなおじさんのままでは終わりたくないですね…」 ここ数ヶ月で、パパ活や頂き女子の裁判沙汰のニュースを見かけることが多くなった。おそらく報道されていない事件もたくさんあるだろう。今後もさらに増えていくんだろうか。それともパパ活や頂き女子に台頭する新しい何かが出てくるんだろうかーー。
吉沢 さりぃ(ライター兼底辺グラドル)
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