わずか3年でミシュラン三ツ星獲得!注目のフレンチ店「3ツ星レストランの進化」とは?シェフが語る
2021年7月にフォーシーズンズホテル丸の内のメインダイニングとしてオープンしたフレンチ「SÉZANNE(セザン)」。 オープン時からレストランを率いるシェフのダニエル・カルバートさんは、1987年イギリス生まれの37歳。ロンドン、パリ、ニューヨーク、香港などの一流レストランで経験を積み、「SÉZANNE」はオープンからわずか半年足らずでミシュラン1ツ星を獲得。 翌年の2022年にミシュラン2ツ星を獲得した後も破竹の勢いは留まることを知らず、先日発表されたミシュランガイド2025で瞬く間に3ツ星に輝きました。オープンから3年での3ツ星獲得という快挙に加えて、2024年3月には「アジアのベストレストラン50」でNo.1を受賞。以前にも増して国内外から注目が集まっています。 ダニエル・カルバート(Daniel Calvert)●1987年生まれ。イギリス南東部出身。ニューヨークの「Per Se(パ セ)」、パリの「Epicure at Le Bristo(ホテル ル ブリストル パリのエピキュール)」など、欧米の3ツ星レストランでの修業を経て、33歳で香港の「Belon(ベロン)」ヘッドシェフに就任。2020年ミシュラン1ツ星を獲得する。 2021年7月に東京「SÉZANNE」のエグゼクティブシェフに就任し、オープンからわずか3年の2024年「アジアのベストレストラン50」で1位、ミシュランガイド東京2025で3ツ星を獲得した。
3ツ星を初めて意識したのは?
ミシュランの3ツ星を初めて意識したのは、やはり2年前に2ツ星を獲ってからですね。オープンしてすぐ1ツ星、その翌年に2ツ星をいただき、とはいえこんなに早く3ツ星をもらえるとは思っていませんでした。 やはり進化をし続けるというのは大事なことで、オープンから3年余り、常に新しいメニューを考案してきました。同じメニューにおいても、細やかなアップデートを何度も重ねていて、日々成長を積み重ねていくレストランであることを意識していますし、そこが評価されたのではないかと思います。