大谷翔平の盟友テオスカー・ヘルナンデスのドジャース再契約交渉が難航…「平均年俸と契約金が食い違ったまま。後払いも望んでいない」…移籍先に古巣ブルージェイズが急浮上
ドジャースの大谷翔平(30)の盟友として知られるテオスカー・ヘルナンデス(32)のドジャースとの再契約交渉が難航している。専門サイト「ドジャース・ネイション」が伝えたもので「平均年俸と契約金が食い違っている。後払い契約も望んでいない」という。ヘルナンデス争奪戦の中で急浮上してきたのが古巣のブルージェイズ。メッツと契約したファン・ソト(26)を取り逃がし、打線強化に躍起になっているという。 【映像】大谷の愛犬デコピン逃走の衝撃シーン
ドジャースのキーマンの再契約交渉が難航している。大谷が本塁打を打った際にベンチ前で「ひまわりシャワー」を浴びせて歓迎する儀式で知られる“盟友”のヘルナンデスだ。 ドジャース専門サイト「ドジャース・ネイション」のノア・カムラス記者が「ヘルナンデスはドジャースとの再契約を望んでいる。彼がここ数ヶ月そうしてきたように。しかし、情報筋によると両者の交渉は、平均年俸と契約金で食い違ったままだ。さらにヘルナンデスは年俸の後払い契約も望んでいない」と伝えたもの。 ドジャースは、ヘルナンデスに規定額の2105万ドル(約31億6000万円)で「クオリファイング・オファー」をかけたが拒否された。ヘルナンデスはマリナーズから1年2350万ドル(約35億2500万円)の契約で今季ドジャースに移籍、キャリアハイとなる33本塁打に加え、ポストシーズンでも4番を任されるなど活躍して世界一に貢献した。7月のオールスターでは、ホームランダービーで優勝しシルバースラッガー賞も受賞した。その今季の年俸よりも245万ドル(約3億7000万円)も安いオファーを拒否するのは規定路線で、ヘルナンデスはドジャースとの再契約を熱望。優勝祝賀イベントで取材を受けた際に「前にも言ったがドジャースが最優先だ。来年またこのチームでプレーするために全力を尽くす。ここにはたくさんの良い思い出がある。選手として、人として、たくさんのことを学んだ。その一員になれてとてもうれしい」と語っていた。 ソトの獲得に失敗したドジャースは、ヘルナンデスとの再契約に本腰を入れているが、条件面での折り合いがついていない。 USAトゥデイ紙の敏腕記者であるボブ・ナイチンゲール記者によると、ヘルナンデスの“値段”は、4年8000万ドル(約122億円)まで跳ね上がっているそうだが、加えて、ドジャースは大谷や、ブレイク・スネルとの契約に使った「後払い」を提案しているとみられ、ヘルナンデスはその支払い方式を望んでいないという。 ヘルナンデスは今季ドジャースと1年2300万ドル(約35億円)で契約合意したが、そのうち850万ドル(約13億円)が後払いで2030年から2039年にかけて支払われる契約を結んでいた。 その再契約交渉が難航している現状を示すようにアンドリュー・フリードマン編成本部長は、「私たちは希望を持っていますが、同時に彼が他のチームと契約することになったとしても彼の成功を祈るしかありません。個人的な意見としては、彼にとってそれが本当に幸せですが、(編成本部長の立場の)プロとしてはそれほど幸せではありません」と、半ばあきめたかのような発言をしている。 その中でヘルナンデス争奪戦のライバルとして急浮上してきたのが、2年前まで5シーズン所属していた古巣のブルージェイズだ。
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