投げられた難問にイチロー「反感買います」 それでも曲げない本音に超大物納得「全部答えてくれた」
企画動画で対談
米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が競馬の武豊騎手と特別対談した日本中央競馬会(JRA)の特設サイト「ICHIRO MEETS KEIBA MOVIE」の第3回が公開され、武から投げかけられた「難問」に答えた。「反感を買います」と認識しながらも「これこそ曲げられない」とキッパリ。「理想のチームワーク」についても本音を語った。 【画像】「50代だけどスタイル良い」 イチロー×武豊の2ショット写真 過去2回の「トレーニング」「メンタル」について語り合った2人に今回与えられたテーマは「チーム」。イチロー氏は「ややこしいです」と前置きしつつ「チームなのに個人ができなかったらボロカス言われますからね」とチームとしての結果だけでなく、個人の結果も求められる難しさを語った。 その流れで武は「4タコ(4打数無安打)でもチームが勝ちましたという時と、4打数4安打でもチームが負けましたというのはどっちが満足感を得られるのか」と問いかけた。これにイチロー氏は「どんなゲームかにもよりますが、基本的には『4の4』です。じゃなかったら、そんなのプロじゃない」と話し、こう続けた。 「目標は『チームの優勝です』――そんなの当たり前。言うことじゃない。その上でどんな目標があるのかを僕は答えてほしいんです」 チームとして結果を出すのは大前提。その中で個人の結果を求めるべきというのがイチロー氏の主張。これには武も「そう言ってほしいなと思いながら聞いた感じで全部答えてくれたので、良かったと思いました」と納得の表情を見せた。イチロー氏は「当時から割と僕はそう言っているので、反感も買います。でもこれこそ曲げられない。間違ってますかね」と言葉を重ねていた。 最後に「理想のチームワークとは」と聞かれるとイチロー氏は「本音で言い合えるチーム。これが強いチーム、いいチームにつながると思いますね」。武も「全く同じですね。本音で言い合えて、尊重し合える感じがいいのかなと思います」と同調していた。
THE ANSWER編集部