甲子園ボウルの連覇が途絶えた関西学院大学、最後のキックを外した俺に、父親は「胸を張れ」と言った
fightersは誰も一人にはしないチーム
私が西宮北口で楯と向き合ったのは、法政戦の4日後。別れ際、「言い忘れたことがあったら、メールで書いてきてな」とお願いした。数時間後、楯から送られてきた文章で、関学の4年生キッカーの物語を終えたい。 アメフトを「いろは」から教えてくださった先輩方。 僕についてきてくれたスペシャリストの後輩たち。 春に意味わからんくらい詰めてくれた同期。 4年間いつも合わせてくれた柴原、坂口。 朝からアメフトの話ばっかりしてた、ほかのキッキングリーダーたち。 最後までイジってくれた体育棟のメンバー。 ずっと応援してくださった、廣田さん、整骨院の先生方、東京庵のみなさん……。 ずっとわがままを聞いてくれた家族。 fightersは誰も一人にはしないチームで、書ききれないくらい沢山の人の存在があったので、あの場面で思いっきり足を振れたと思います。感謝しかありません。 関西学院大学アメリカンフットボール部 楯直大
篠原大輔