クリスマスの新定番「モスチキン」開発秘話。ルーツは日本人になじみ深い「意外な食べ物」だった!
人気外食チェーン店の凄さを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回はハンバーガーチェーン・モスバーガーの「モスチキン」を取り上げます。 日本発のハンバーガーチェーンとして人気のモスバーガー。11月末時点で国内に1312店舗を展開しているだけでなく、台湾を中心にシンガポールやタイなど、海外にも422店舗を展開しています。 【ニワトリさんで図解】モスチキンは、実は“あの部位”を使っている そんなモスバーガーのいぶし銀メニューとして、今回深掘りするのは「モスチキン」です。
その名の通り、モスバーガーといえばハンバーガーをメインに扱うチェーン。 しかしながら、サイドメニューであるモスチキンもかなり多くのファンを抱えており、まさに「いぶし銀」としてモスバーガーを支えるメニューといえるでしょう。 モスチキンの人気は「サイド」メニューと呼ぶのがはばかられるほど。SNSでは「ファストフード系チキンの中で最強」「バーガーショップのサイドメニューとは思えないくらいおいしい」など、根強いファンを獲得しています。
中にはハンバーガーではなく、モスチキンを目当てに店へ行く人もいるのではないでしょうか。 実際に店を運んでモスチキンを食べるとともに、どんな歴史や工夫が隠れているのか、モスバーガーの運営企業・モスフードサービスを取材しました。 ■良い意味で「ファストフードらしさ」がない 今回訪れたのは、東京の多摩エリアにあるモスバーガーです。 【画像12枚】「衣がザックザクで美味しい」「骨がないのもいい」…。モスチキンは、実はあの部位を使っている
クルマ移動が多い地域ということもあり、駐車場は広め。屋外のテラス席もありましたが、この日はあいにくの雨ということもあり、利用者はいません。 中に入ると内装がナチュラルな色合いで、座る前から居心地の良さを感じます。良い意味で、いわゆる「ファストフードらしさ」を感じません。 ■「平日限定昼割セット」とモスチキンを注文 お昼前ということもあって、先客は2~3組ほど。レジで「平日限定昼割セット」とモスチキンを注文し、席で待ちます。一般的なファストフードと違い、席まで配膳してくれるのもうれしいですね。