9都道府県で宣言解除へ 菅首相が会見(全文2)ワクチン接種は1日100万回超のペースで増加中
守ってくれない人は国外退去も
Radio France:Radio France、西村と申します。総理大臣に質問させていただきます。総理は何度もワクチンを前提にせずに安心・安全な大会が可能だと言いましたが、結局、ワクチンなしは無理でした。でもワクチンがあっても100%安全性を確保することはできません。従って、マスコミも選手たちも自己責任で参加します。 例えば無償でマスクを確保するのは難しい。ホテルでも、隔離施設ではなく、ノウハウとか徹底した対策を取るのは無理があります。参加者の行動をGPSで管理すると言われても、あくまでスマホの位置情報であり、人間の行動と異なります。結局、感染対策が不十分だと言う専門家が多い。 なぜ感染拡大のリスクや死者が出るリスクがあっても、総理大臣は開催するのは大丈夫と思っていますか。その理由はなんですか。ノーと言えないことでしょうか。それともプライドであるでしょうか。または経済の理由であるでしょうか。よろしくお願いします。 菅:ノーも、プライドも、経済でもありません。しっかり日本においては、そうした外国から来られた方を、感染対策を講じることができるからであります。選手の皆さんはワクチンを打って来られます。選手をはじめ関係者の皆さんは来られる。そうした人たちも日本に入る前に2回PCR検査、入国時に検査、それから3日間、また、選手は毎日検査します。それだけ厳しい、まず対応をするということが1つです。 それと同時にメディアの方です。メディアの方は1つのホテルに集約を、貸し切りのホテルに入っていただいて、そこで、組織委員会でメディアの人たちを対応する職員によって、さらにまた、移動については車両で移動する。その車両の運転手についてもワクチンを接種して、心配のないような形、あるいはアクリル板で運転席と客席を離したところでやる、そういう対応をしっかりやります。これについて守ってくれない人は国外退去もしてもらいたい、もらいます。そうしたことをしっかりやりますから、リスクは、海外から来られた方というのは非常に少ないと、このように思います。 司会:それではテレビ東京、篠原さん、どうぞ。