9都道府県で宣言解除へ 菅首相が会見(全文2)ワクチン接種は1日100万回超のペースで増加中
接種率を早く上げるのが一丁目一番地
それから先週今週比と4いうのがございますけど、これは実効再生産数とほぼ同じような指標ですけども、これも少しずつ1に、1回かなり下がりましたけど、また1に近づいているということがあるし、それからお盆や夏休みという、これ、恒例行事になると、日本のこれが感染拡大の誘因になるということは、もう経験上分かっている。それから例のデルタ株という変異株の影響。 こういうことを考えますと下げる要因、感染の拡大を下げる要因というのはワクチンというのがある。しかし上げる要因というのはかなりあるのですね。従って私は、これからどうして、どうやってリバウンドを防ぐかというのは極めて重要で、1番目は、今、国全体が地方自治体と真剣にやっているワクチンの接種率を早く上げるという、これはもう非常に、言ってみれば一丁目一番地だと思います。 しかし、その接種率を上げるということと同時に、実はこれ、うまく、弾力的にワクチンの接種のチャネルを多様化する中で、実はしっかりと今決まったところを、いわゆる大規模な接種とか、職域とか、学校、こういうものと同時に、クラスターの起きやすい、そういう場所あるいは集団にも、これ、戦略的に、ワクチンと同時に検査をやるということも私は非常に重要だと思います。
今の対策で十分だと思うか
そうしたワクチン戦略と同時に、今、つい最近の分科会でも合意したことですけど、ワクチンがテクノロジー、サイエンスの最先端、一番のリーダーとして、それに伴って、その他のテクノロジー、科学、例えばQRコードを使うとか、ICTを使って疫学調査を迅速にするとか、それとか下水の調査とか、そういうことをすると同時に、もう1つは飲食店のことですけども、飲食店のこと、経営者が大変だという思いがあるので、ここはしっかりと感染対策をしたお店が報われるようなことをすることがものすごく重要で、しっかりしたCO2のモニターをするとか、距離をちゃんと空けてお客さんを入れるとか、そういうようなことをしっかりした店をちゃんと認証して報われる。そうしたことで、ワクチン接種というのをリーダーとして、その他必要なことを全体的に、しかも強く押すという、打つということがこれからの感染拡大、リバウンドの防止に必要だと私は思います。 朝日新聞:今の対策で十分【だと思いますか 00:43:00】。 尾身:私は今、政府、自治体はもう一生懸命やってきたと思います。今までは、やはりどちらかというと緊急事態宣言なんかでは人々に協力をお願いするということをしてきましたよね。もちろん国はかなりのお金を、いろんな意味で、経済支援ということでやってきていただいたんですけど、私は、今また非常に重要な時期に差し掛かっているので、国民に、これから一般の市民にお願いするときに国や自治体が、今、私が申し上げたようなことですよね。検査をする、それからQRコードを使う、そうした科学技術をフルに使ったこと、今まで以上に国と自治体がリーダーシップを取ってやるんだと、その上で国民にお願いをするということで、今までよりももう一歩強い国のリーダーシップ、自治体のリーダーシップが、私は今この時期に求められていると思います。 司会:続きまして国際メディアからRadio Franceの西村さん。また、自席からの発言はお避けくださいますようお願いいたします。どうぞ。