小池都知事が記者会見9月18日(全文1)犯罪被害者・家族に見舞金給付を開始
東京都の小池百合子知事は18日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2020年9月18日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2020年9月18日) ◇ ◇
3413億円の補正予算を計上
小池:それでは今日は4時からになりましたが、記者会見を始めさせていただきます。今日は第3回定例会が始まったところ、初日であります。補正予算、新型コロナウイルス感染症対策条例の改正であるとか、東京デジタルファースト条例の改正など26件を都議会にて審議していただくことになります。そして補正予算はコロナ対策としての予算、それから決算で剰余金の財政調整基金を積み立てるなどひっくるめますと3413億円の補正予算を計上させていただくことになっております。 コロナ対策ですけれども、検査体制、医療提供体制の整備、それから情報提供などを都の責務として定めるということが改正の項目になっておりまして、また陽性者の方々に入院であるとか宿泊療養施設への入所などに努めていただく。事業者の方々には、検査、調査などへ協力に努めていただくということなどをこの改正によって定めていくものであります。
新型コロナ条例改正案を定例会に提出
それからデジタル関係ですけれども、前も申し上げたように昭和から平成へと元号が変わったときには都庁は有楽町から新宿へと物理的な移転をしたわけですけれども、平成から令和への時代の引っ越しというのは都政丸ごとデジタルの世界への引っ越し、デジタル引っ越しということになります。それを東京デジタルファースト条例という名称でもって東京のデジタル化、手続きのワンストップ化など、これを基本原則とすることを盛り込み、また行政運営の簡素化、効率化、都民の利便性の向上であるとか、そういった基本的な考え方などを定めるものとなっています。 またコロナとの戦いっていうのは長丁場であります。今後も波の繰り返しを想定しなければならないということでありまして、ご提案申し上げました補正予算、条例などをてこにして都議会の皆さんと手と手を携えながらウィズコロナ時代に合った対策を進めていくということであります。 今日の、もう皆さんのお手元には届いているかと思いますけれども、コロナの感染症対策についてでありますが、今日の速報で新規陽性者が220人、そして重症者数が、きのうより1人減りまして26名。そしてその目安になりますのが3日前の検査件数ですけれども、こちらは5196件となっております。感染状況、医療提供体制、それぞれ、共に上から2番目のオレンジ色で、先週から変化はありませんが、きのうモニタリング会議のあとでもお伝えしましたように、専門家の先生方からは新規陽性者数はまだ高い水準のままの増加だということでありまして、さらに増加傾向が続きますと急速に感染が拡大する、これまでも指数関数的に増えるときは、どーんと増えましたから、そのことが強く危惧される状況だというコメントをいただいております。よって都として引き続き感染状況などは慎重に見極めながら適時適切に対策を講じていくことには変わりがありません。 その1つに、今日のこの都の新型コロナ条例改正案、今日からの、開会いたしたばかりの定例会に提出をしたところであります。これは感染症対策の実効性をより高めるため、都、都民、事業者、具体的な責務を、先ほど申し上げたように明確化するものであります。これについてパブリックコメントを10日から15日まで募集したわけでありますけれども、多くの方々からご意見を頂戴しまして、まずは感謝申し上げたいと思います。