大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文4)府民はどんちゃん騒ぎやめて
5人以上での飲酒をやめてほしいという趣旨か
読売テレビ:すいません、読売テレビの渕上です。5人以上の宴会の基準、先ほどの質問ともちょっとかぶってはくるんですが、例えば昼間に集まるなどいろんなケースが想定されると思うんですが、知事の中ではやっぱり5人以上で集まってお酒を飲むと、そういうことをやめてほしいという趣旨なんでしょうか。あと屋外と屋内、そうした場所での違いなどその辺りの認識も教えてください。 吉村:まずお酒です、やっぱり。宴会、飲み会、コンパっていうのを申し上げているとおり、やっぱりお酒です。お酒が悪いんじゃなくて、やっぱりお酒を飲んで酔っぱらうとどんちゃんってなりますし、お酒を飲む前はちょっとコロナ気を付けようよって話になっても、お酒飲んで酔っぱらったら皆さんもそうですし僕もそうですけど、酔っぱらってきたらそれは気持ちも大きくなりますから、どんちゃんどんちゃんなりやすいです。逆に言うとそういうのが楽しくてやってるわけですけど、そういうふうになりやすい傾向にあるから、そこでやっぱり感染っていうのが広がりやすいですからね。 なのでそういった意味ではお酒の場というのは1つ前提にしています。それはやっぱり夜が多いでしょう、普段の生活からすると。お昼でもどんちゃんやってる方はいらっしゃるかもしれませんが、かなり少数なんじゃないかなと。要はお酒を飲んでも、こうやってちょびちょび飲みながらもう大きな声でおしゃべりしないでしっぽりやるというのが最後まで続けば、別にそれは50人であろうが100人だろうがいいと思うんです、僕は。そこにリスクはそんなないですからね。でもそういうのを、ケース・バイ・ケースを僕が全部これやっぱり言うわけにはいかないから、1つ分かりやすい基準を作ったっていうだけで。
お酒の席というのが1つポイント
なので要は中身としたらやっぱり唾液が飛び交う環境、3密でって僕が言ってたとおり、お酒飲んで大声で騒ぎながら、しかもご飯も皆さんで一緒に共有したら、そこでしゃべった唾が飛んで、それを向こうの人が食べたりもするわけで、そういうのでいろいろ感染していくわけですから、やっぱりお酒の席というのが1つポイントです。昼と夜といえば夜のほうがその傾向は強いんだろうと思います。だから、昼だから良くて夜だから駄目とかではないんですけども、趣旨としたら社会全体で行われている生活の習慣からすると、やっぱり夜が中心になってくるだろうと思います。 それかバーベキューなんかでも、外ですから換気はいいですからね、基本的にバーベキューというのは当たらないとは思いますけども、バーベキューでもやっぱりリスクはありますから、そのリスクを回避する行動を取ってくださいというのが言わんとするところです。 でもそれもみんな、ほかの都道府県の知事も西村大臣もこうやってメッセージ発してるわけですけど、問題意識はみんな同じですよ、たぶん。東京都知事も西村大臣も。そういう若者が集まって、わーわーどんちゃんするところで広がっているなと。ただ、言い方として、大人数での宴会を避けてくださいと大臣がおっしゃってたけど、それで果たしてどこまで伝わるのか。じゃあ大人数って何人やねんと。あとは、たぶんメッセージとしても伝わらないと思うんです、そのやり方だと。 だから僕は類型的に見て、やっぱり大阪でいろんな疫学調査もしながらやってると、やっぱりグループで、5、6人とか、非常に、10人とか、そういったところで広がってきている。じゃあどっかでやっぱり基準、そうなりやすい、唾液が飛び交って、わーわーどんちゃんなりやすい環境っていったら5人以上じゃないかという判断をしたということです。だから別に5人以上であっても、きちんと大騒ぎせずに感染症対策をしながらやる、例えば結婚式の宴会場、披露宴とか冠婚葬祭とか、それは基本的にテーブルで、わーわーしないんであれば、それは僕はリスクとしては低いし、それをやめてくださいと言うつもりはないです。そこは、そういう考え方ですから。 だから全てのケースを僕がなかなか例示はできないですけど、趣旨としてはそれをぜひ、5人以上のどんちゃん騒ぎする宴会、飲み会、コンパ、これをぜひ避けてもらいたいということです。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月29日 全文5に続く