スケートボード堀米雄斗の初代金メダルに全米が震撼!「4つのモンスター級トリック」「この競技の新たなキングになる」
NBCスポーツは「日本の堀米は世界最高のストリートスケーターの1人として東京五輪に臨み、五輪競技として最初の金メダルを獲得した。日本の天才は4つのトリックで9.50、9.35、9.30と9.03を叩き出し37.18得点を記録し、他のスケート選手たちのほとんどが最後のトリックを試す前に金メダルを確定させた」と報じた。 米ヤフースポーツは「日本の堀米が、母国の五輪で初のスケートボード競技で金メダルを獲得する」との見出しを取り、「堀米は決勝の2つのランで8.02、6.77に終わり上位8選手の中で4位だったが、トリックで完璧に決める9点以上を4つも出して追い上げる以上のことを果たした」と逆転勝利の試合内容を伝えた。 またスケートボードのレジェンド、トニー・ホーク氏の「日本のスケートシーンは最近5年から10年の間に力強さを増していたが、思っていたよりも鈍かった。(堀米の金メダルで)確実にトップギアに入ることになるだろう」というコメントを紹介。 堀米が熱望していた「スケートボードを日本のみんなに知ってもらいたい」の思いが実現する可能性があることを示唆した。 米公共ラジオ局NPRは、「スケートボードをしながら育った近所で、22歳の堀米が初めてとなる金メダルを勝ち取った」と、堀米が会場のある江東区で生まれ育ったことを付け加えて金メダルの快挙を伝えた。 「彼は決勝での4つのトリックで最も難しい『ノーリーバックサイド270・ノーズスライド』を成功させた。走りだすと彼はボードをひっくり返し、それからノーズでレールを滑っていった」と、堀米が成功させたトリックを紹介。 「現在、ロサンゼルスに住んでいる堀米は、まだスケートボードに冷ややかな目が向けられ、それが反抗的な趣味と考えられている街(日本)でメダルを勝ち取った。確かに東京のあちこちには『スケートボード禁止』と書かれたサインが見られる。競技に勝った後、堀米は記者たちに『ストリートや公園での練習が僕を五輪チャンピオンにしてくれた』と語っていた」と記した。 最も詳しく報じたのはタイム誌だ。 「日本の堀米がスケートボードで最初の五輪金メダルを獲得し、この競技の新たなキングとなる」との見出しで称えた。 「スケートボード界は新たなキングを得て日本はこの問題を抱えた五輪を応援するための素晴らしい理由を得た。6月にストリートスケートボード世界選手権で優勝したことで脅威の存在と認められた22歳の堀米が、汗ばむ暑さの日曜日に五輪初となる競技で金メダルを獲得した」と伝えた。