中学受験、「勉強頑張っているね」以外にお子さんを褒めていますか? プロに聞く“親子関係”の保ち方
Yさん それをさせてあげるAさんの余裕がすごい! 私なら絶対ダメと言っちゃうと思います。 Aさん いや、私も本音はそこですよ(笑)。でも、全部取り上げてバトルになるのは時間がもったいないかな、と。パンを発酵する間に漢字と計算1問やって、と。 安浪先生 息子さんにとって、料理がいい気分転換になっているんですね。確かにこの時期は、少しの時間も無駄にしたくないですが、でも家で勉強以外で褒められたり、家族にありがとうって言われたりすることで、子どもはホッとします。それをかなえるのに一番簡単なのがお手伝いかな、と私は思います。 ■お手伝いも勉強も“褒めて育てる”! Mさん あの(汗)、娘にお手伝いをお願いすると「なんで私がそんなことしなくちゃいけないの?」って部屋にこもるんです。 安浪先生 うーん、それはもう男性をどう動かすかの恋愛指南みたいな感じで教育するしかない。先に持ち上げるのが勝ちですよ。うちの息子は、「ご飯の盛り方、うちで一番上手だよね」と褒めたり、お風呂洗いなら「あなたがお風呂洗ってくれるとピカピカで気持ちいいんだよね」と言ったりすると、よろこんでやってくれます(笑)。 Yさん なるほど、先に褒める! 一度やってみます。娘も、料理が好きなので、土日の30分グッと堪えて、料理を手伝ってもらおうかな? 安浪先生 それ、いきましょう! 盛り付けが上手にできたら褒めてあげて。きっと親子関係も変わると思いますよ。 Yさん そうかもしれない。うん、ありがとうございます! Aさん やっぱり料理はいいですね。親も助かるし、うちの息子にとっては、ちょうどいい息抜きかなと思っています。ただ、受験直前期はどうしようかと今から悩んでいます。 安浪先生 そこは大丈夫。子どもって直前期にはきちんと切り替えていきます。最後はお子さんを信じていい。でもそれまでは、少しの息抜きを通して、まずは親子の関係をよくしておくことが、受験を二人三脚で乗り越えるために、大切です! みなさんもお子さんとのコミュニケーションで楽しい時間もつくって頑張ってくださいね!