今年はレモン色の「ドラCAP」 名古屋の新1年生向けに贈呈式
プロ野球・中日ドラゴンズの野球帽を、地元・名古屋市の小学1年生全員にプレゼントする「みんなにドラCAPプロジェクト」の贈呈式が18日、名古屋市役所であった。子どもたちにスポーツを通じて地元愛を育んでもらおうと、2年前から毎年企画されている。スポンサー企業や球団関係者らが市役所を訪れ、今年も約2万個の帽子を贈呈することを河村たかし市長に報告した。
スポーツ振興や地元愛育成のため約2万個を製作
名古屋市教育委員会が2013年から地元の野球やサッカー、バスケットボールなどの有名チームとスポーツ振興を進める「でらスポ名古屋」事業の一環で始まった。名古屋市に本社を置く大手飲料・食品メーカー「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」がスポンサーとなり、オリジナルの中日ドラゴンズキャップを製作。市教委を通じて市立の全小学校・特別支援学校266校に配布され、今年度に入学した新1年生全員に贈られる。同級生との一体感の醸成や熱中症予防の効果も見込んでいるという。 この日は、中日ドラゴンズの吉川克也球団社長とドアラ、ポッカサッポロ社東海北陸営業本部の渡邊一史本部長と同社のマスコットキャラクター「レモンじゃ」が、市役所でドラゴンズブルーに白い「CD」のロゴや「2022」の赤い数字が入った真新しい帽子を披露した。つばの部分は1年目の水色、2年目の白色から、今年は黄色に変わった。
「元気の出る帽子かぶって立浪竜応援に」と河村市長
河村市長は「きれいな色だから子どもも喜ぶ」と帽子を手に取ると、渡邊本部長が自社商品のレモン色もイメージしているなどと説明。吉川球団社長は「つい最近のオープン戦でも(以前贈呈した)この帽子をかぶっている子どもたちがいて、浸透していると思った。コロナ禍でなかなか外へ出られないが、ぜひこの帽子をかぶって遊んでもらえれば」と話した。 河村市長は、中日が立浪監督になって「雰囲気が明るくなった」とし、「小学生もこういう元気の出る帽子かぶって応援に行って」と呼び掛けた。 (関口威人/nameken)