ドアラも登場 名古屋の新1年生に「ドラCAP」2万個贈呈
プロ野球・中日ドラゴンズの野球帽を、地元・名古屋市の小学1年生全員にプレゼントする「みんなにドラCAPプロジェクト」の贈呈式が10日、名古屋市役所であった。コロナ禍で野球観戦も制限される中、「スポーツを振興し、地元愛を育みたい」と企画され、スポンサー企業や球団関係者のほかマスコットキャラクターのドアラも参加。約2万個の帽子が引き渡されることが、河村たかし市長に報告された。
地元愛や一体感醸成、熱中症予防効果も期待
名古屋市が2013年から地元の野球やサッカー、バスケットボールなどの有名チームとスポーツ振興を進める「でらスポ名古屋」事業の一環。野球帽のプレゼントは昨年に続き2回目となる。 名古屋市に本社を置く大手飲料・食品メーカー「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」がスポンサーとなり、オリジナルの中日ドラゴンズキャップ約2万個を用意。市教委を通じて市立の全小学校・特別支援学校266校に配布され、今年度に入学した新1年生全員に贈られる。同級生との一体感の醸成や熱中症予防の効果も見込んでいるという。 この日は、中日ドラゴンズの吉川克也球団社長とドアラ、ポッカサッポロ東海北陸営業本部の渡邊一史本部長と同社のマスコットキャラクター「レモンじゃ」が市役所を訪問。ドラゴンズブルーに白い「CD」のロゴや「2021」の赤い数字が入った真新しい帽子を披露した。
球団社長のまちづくり提案に河村市長「やろみゃあ」
河村市長は帽子をかぶりながら「これで中日ファンも増やしてもらわなきゃいかん」。吉川球団社長は「広島は駅を降りたら球場まで真っ赤だが、名古屋駅はそういう状況になく、盛り上がりにかける。ドームに行く途中でワクワクする仕掛けを作ってほしい」と要望。河村市長は「それはいい。さっそくやろみゃあ」などと応じた。渡邊本部長は「地元名古屋の企業として、次世代に育つ子どもたちが元気になるようしっかり応援していきたい」と述べた。 21日には、同市東区の市立砂田橋小でドアラが子どもたちに直接帽子を手渡すセレモニーが開かれる。 (関口威人/nameken)