新型コロナに負けるな!? 名古屋の新1年生に中日ドラゴンズの野球帽プレゼントへ
プロ野球・中日ドラゴンズの野球帽を、この春小学校に入学する新1年生にプレゼントする「でらスポ名古屋 みんなにドラCAPプロジェクト」のお披露目式が16日、名古屋市役所であった。新型コロナウイルスで名古屋は深刻な状況が続き、プロ野球の開幕も延期されるなど自粛ムードが強いが、子どもたちには「スポーツの夢を感じてもらえれば」と企画された。 【中継録画】NPBとJリーグが合同会見 新型コロナで公式戦延期
市内に本社置く「ポッカサッポロ」がスポンサーに
名古屋市教育委員会が2013年から地元の野球やサッカー、バスケットボールなどの有力チームとスポーツ振興を進める「でらスポ名古屋」事業の一環。野球帽のプレゼントは初のプロジェクトとなる。 名古屋市に本社を置く大手飲料・食品メーカー「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」がスポンサーとなり、オリジナルの中日ドラゴンズキャップ約2万1000個を用意。新型コロナの影響を見計らいながら新年度以降、市立小全266校と特別支援学校を通じて新一年生全員に配布する。
河村市長「強くなってちょう」
この日は、同社の岩田義浩社長と中日ドラゴンズの矢野博也球団社長が河村たかし市長を訪ね、ドラゴンズブルーに白い「CD」のロゴや「2020」の赤い数字が入った真新しい帽子を披露。3人で頭にかぶって写真に収まるなどした。 矢野球団社長は「きょうはドラゴンズの今季の抱負を述べてくれとも言われたが、正直コロナでそれどころではない。しかし選手も元気でやっている。客に安心して見てもらえるよう準備をしていきたい」とあいさつ。河村市長は「なんでもええで、強くなってちょう。期待しとりゃあす」などと応じた。岩田社長は「まちの中でこのキャップをかぶる子どもたちがたくさん出てきてほしい」と話していた。 同社によれば、全学年の子どもたちにキャップが行き渡るよう、少なくとも今後6年間は毎年プロジェクトを続けたいという。 (関口威人/nameken)