JOC山下泰裕会長が会見(全文2)巨大化した五輪見直すきっかけに
再選後、小池都知事や森前組織委会長と話したか
上海東方テレビ:上海東方テレビ東京支局の宋と申します。会長再任おめでとうございます。先週金曜日、再選されて、小池知事とお話しされたんでしょうか。それと組織委員会の元会長、森さんとお話しされたでしょうか。お元気でしょうか。どんなお話をされたんでしょうか。お願いします。 山下:大変申し訳ございません。先週金曜日に私が再選しました。日本オリンピック委員会会長。それから小池都知事と連絡は取っておりませんし、森組織委員会前会長とも連絡は取っておりません。そのことはたぶんご存じだとは思いますけども。小池都知事に関しては大変激務で、心労も重なって体調を壊されてる。私が会長に再選したということよりも、一日も早くお元気になられて、笑顔で、まだまだ乗り越えていかなければいけない課題が多い中で、お元気なお姿をお見せしていただけることがみんなにとっての安心になるんではないかなと、こういうふうに思っております。 それから森前会長に関しては、やはりこの東京2020を目指していく上で招致の段階から大変ご尽力いただいてきておりました。だから大会が安心・安全に開催され、世界中のアスリートがそこでベストパフォーマンスを発揮する、そういうふうになるように、またそれを見守っていただければと、こういうふうに思っております。今のところ連絡する予定はないんですけど、必要があれば、またその報告はしますけれども、新しいスタートで、新しいメンバーが、今回30名の理事のうち17名が新しいメンバーなんですね。そっちのほうとの連携をまず優先してやっていきたいと思っております。よろしいですか。
接種したくない人もいる
記者3:(英語) 山下:日本の選手たちの、あるいは代表が決まっている候補選手たちのワクチン接種に関しては、先ほどもお話ししましたように95%ぐらいがワクチンをすでに1回目、打っております。95%っていう数字はかなり高いと思っています。今、話がありましたように、最初、日本の選手たちはワクチン接種するっていうことに対して、マスコミ、世間からの批判ということで、やっぱり非常にそれに対して前向きになれなかった部分がありますけども、各競技団体、例えば私の専門の柔道とか、陸上だとか、バレーボールだとか、ホッケーだとか、そういった競技団体の監督とかチームドクターのほうから、そういうところを細かく選手たちに説明をされて、その結果が95%ぐらいのワクチン接種になったと聞いています。 私が知っている選手はワクチンを打っていません。それは、その選手が小学校時代にあるワクチン接種してアレルギー反応がすごくて大変な目に遭ったということで、その競技の監督、コーチと相談して打たないほうがいいだろうと、そういうふうになったっていうのを聞いています。それからもう1つ、やはりちょうどこの6月というのは、チーム競技なんかでも、いろんな競技でも同じです。サッカーでも、バレーボールでも、ハンドボールでも、野球でも、代表選手たちが決まっていきます。チームで一緒に行動してて、ワクチンを打つことによって、副反応でコンディションを壊して、自分がレギュラーのポジションにいるのに、体調を壊している間に違う人が入っていくんじゃないか、そういうことでワクチンを打ちたくないと思っている人たちもいるっていうこともちょっと聞いています。でもそういう人がいても、それ、だから全部合わせて全体の5%くらいです。 【書き起こし】JOC山下泰裕会長が会見 全文3に続く