日本海側は大雪に警戒 北陸や東北では短時間で積雪急増のおそれ 週末にかけて寒さも厳しく
きょう（木）は、強い寒気の影響で日本海側では雪が続き、大雪となる所がある見込み。北陸や東北を中心に、短い時間で積雪が急増するおそれもある。また、寒気が強いため、太平洋側にも雪雲が流れ込んで、西日本の平地でも雪の積もる所がありそうだ。なだれや、積雪や路面の凍結による交通の乱れに注意が必要となる。全国的に寒さも厳しく、西日本では最高気温が5℃前後の所もある見込み。冷たい風も加わるため、暖かい服装を心がけたい。
日本海側 平地でも大雪のおそれ 交通の乱れに警戒
日本付近は強い冬型の気圧配置となって、上空に強い寒気が流れ込んでいる。日本海側を中心に広い範囲で雪が続き、北陸や東北南部、岐阜県などでは、きのう（水）から一気に積雪の増えた所があり、新潟市内でも雪が積もっている。
このあとも、北陸や東北を中心に雪雲が次々と流れ込んで、雪の降り方が強まりそうだ。短時間で積雪が急増する所があり、一段と強い寒気が流れ込んでくる夜からは、北陸の平地でも大雪のおそれがある。あす（金）の午前6時までの予想降雪量は、多い所で、北陸で80センチなどとなっている。路面状況の悪化や、車の立ち往生など交通の乱れに注意が必要だ。風も強く、ふぶく所もあるため見通しの悪化にも注意が必要となる。
雪の少ない地域でも積雪のおそれ
西日本や東北には太平洋側にも雪雲が流れ込んで、平地でも雪の積もる所がありそうだ。九州北部や四国など、ふだんはあまり雪が降らない地域でも、積雪や路面の凍結に注意が必要となる。晴れ間の出る名古屋周辺にも雪雲の流れ込む所がありそうだ。
風も冷たく厳しい寒さ 西日本は5℃以下も
寒さも厳しくなり、最高気温が福岡で5℃、広島で4℃、松江で3℃など、西日本や日本海側では、日中もほとんど上がらない見込み。冷たい風も加わって、さらに寒く感じられる。晴れ間の出る所も風が冷たい一日となりそうだ。一番暖かい上着を選ぶなどして、寒さ対策を心がけたい。
あすにかけて大雪に警戒
週末にかけても日本海側を中心に雪が続き、さらに平地でも積雪が増える見込み。あす（金）にかけて大雪よる交通障害に警戒するとともに、なだれにも注意が必要だ。各地で寒さの底となり、朝の冷え込みも強まるため、体調管理や水道管の凍結などにも注意したい。 （気象予報士・及川藍）
