どうする、どうなる!新型コロナ入国規制でJリーグ外国人監督や外国人選手が続々来日不能に
新監督や新外国籍選手だけではない。鹿島のMFレオ・シルバは帰国中のブラジルで新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、自宅で静養しながら体力の回復に努めていると15日に発表された。北海道コンサドーレ札幌のFWジェイも帰国中のイギリスで陽性判定を受け、清水のDFエウシーニョは出国前のPCR検査で要再検査と判定されて、現地にとどまることを余儀なくされている。 昨シーズンも在籍した、在留資格のある外国籍監督および選手の再入国に関する特例は継続されているが、入国後の自主待機措置の緩和は撤廃された。昨シーズンまでセレッソを率いた、清水のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督はすでに母国スペインから再来日しているが、自主待機措置中のため16日の始動から当面はグラウンドに立てない。新体制発表も別の場所からのリモート参加だった。 氏名を含めた詳細は伏せられたが、14日に札幌のトップチーム関係者1人が、15日には徳島の選手1人、サガン鳥栖の選手2人が陽性判定を受けたとそれぞれのクラブから発表された。4日のYBCルヴァンカップ決勝をもって、新型コロナウイルス禍に見舞われた未曾有のシーズンの公式戦をすべて終えたJリーグだが、息つく間もなく、さらに大きな脅威が迫りつつある。 (文責・藤江直人/スポーツライター)