どうする、どうなる!新型コロナ入国規制でJリーグ外国人監督や外国人選手が続々来日不能に
緊急事態宣言が延長された場合、敵地で大分トリニータと対峙する2月27日の開幕戦に間に合わないおそれもある。徳島を4年間指導し、J1復帰へと導いたリカルド・ロドリゲス監督(現浦和レッズ監督)が退団した今シーズン。不安が頭をもたげるなかで、自身の不在の間を統括する甲本偉嗣ヘッドコーチ、クラブ、ファン・サポーターへ、 新指揮官は努めてポジティブなメッセージを送った。 「私達はJ1定着を成し遂げるための最適なチーム作りをしていくために、様々な手段を使いながら動いています。ファンの皆さんが心配をなさらないことを願います。この状況は、クラブ全員にとって難しい状況ですが、今こそより団結し、この状況に適応しながら、人生が私達に与えた試練を共に乗り越えて行きましょう」(同) 影響を受けるのは徳島だけに限らない。J1勢で言えば日本代表GK権田修一(ポルティモネンセから期限付き移籍)をはじめ、積極的な補強でオフの注目を集めた、清水エスパルスの新体制発表 会見が15日にリモート形式で行われたが、ブラジルのコリチーバから完全移籍で加入したDFウィリアム・マテウスは、新外国籍選手の入国の一時停止措置を受けて母国ブラジルからオンラインで参加している。 ポヤトス監督と同じく、マテウスも少なくとも2月7日までは入国できず、清水への合流時期も未定となっている。昨シーズンの得点王とMVPに輝いた、FWマイケル・オルンガがアル・ドゥハイルへ電撃移籍した柏レイソルも15日に新体制を発表したが、期待の新外国人、ドッジとアンジェロッティのブラジル人MFコンビの来日および合流は入国可能になり次第としている。 同じ状況が北海道コンサドーレ札幌のナイジェリア代表FWガブリエル・オケチュク、鹿島アントラーズのブラジル人MFアルトゥール・カイキ、セレッソ大阪のオーストラリア代表FWアダム・タガートら、J1クラブ勢が期待を込めて獲得した新外国籍選手たちにも当てはまる。開幕までに外国籍選手を軸に新たな補強を進めているクラブにも、少なからず影響を与えるはずだ。